米国内で第2言語話者が増加、スペイン語以外の5大言語は意外かも―米メディア

Record China    2023年1月9日(月) 22時50分

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4日、米国際放送局VOAの中国語版サイトは、米国で英語以外の第2言語を話す世帯が増えているとする記事を掲載した。写真はシカゴ。

2023年1月4日、米国際放送局VOAの中国語版サイトは、米国で英語以外の第2言語を話す世帯が増えているとする記事を掲載した。

記事は、米国勢調査局のデータとして、19年に人口の約5分の1に当たる約6800万人が家庭の中で英語以外の第2言語を使用しており、1980年の2300万人から約3倍に増加したと紹介した。

そして、小さい頃から家庭内でアラビア語を用いてきたカリフォルニア州在住の3児の母、ディナ・アリドさんが「英語以外に話せるというのはいいことだと思う。ここには大量の移民がいるので」と語ったことを伝えるとともに、アラビア語が米国における5大第2言語の一つであり、アリドさんも自身の子どもに英語と簡単なアラビア語を教えているとした。

また、5大第2言語の中で話者が最も多いのはスペイン語で、4100万人以上が家庭の中でスペイン語を話しており、そのうち55%は米国生まれであると紹介。スペイン語、アラビア語のほかに、中国語、タガログ語、ベトナム語が5大第2言語を構成していると伝えた。

ベトナムから米国に移住した両親を持つバージニア州在住の学生、ジェニー・グエンさんは「両親は家でも英語を話すが、一方でベトナム語も使い続けた。私は昼間学校で英語を話し、夜はベトナム語を使う。そうすることでベトナム語の能力をキープすることができている。幼い頃にはその大切さが分からなかったが、ベトナム語で上手に読み書きできることを、今はとてもうれしく思っている」と語っている。

記事によれば、中国語、ベトナム語、タガログ語、アラビア語を第2言語として話す人は米国に帰化する傾向があるという。また、第2言語を話す人が増えていると同時に、家庭で英語のみを話す人の数も1980年の1億8700人から2019年には2億4100万人と25%増加しているという。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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