ビクトル・アン氏が韓国でコーチに? 韓国ネット民は「裏切り者」「絶対来るな」と拒否反応

Record Korea    2023年1月11日(水) 17時0分

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韓国出身でロシアに帰化したスピードスケート・ショートトラックの元選手ビクトル・アン氏が、韓国でコーチに就任する可能性が浮上し、物議を醸している。

韓国出身でロシアに帰化したスピードスケート・ショートトラックの元選手ビクトル・アン氏(37)が、韓国でコーチに就任する可能性が浮上し、物議を醸している。中国メディアの観察者網が10日、韓国メディアの報道を引用して報じた。

韓国・聯合ニュースは9日、スケート界関係者の話として、アン氏が京畿道城南市庁ショートトラックチームのコーチ職の募集に対して書類を提出し、面接を待っている状態だと報じた。募集は昨年12月19日に公開されたもので、国籍の制限はない。城南市庁は今月中に最終合格者を発表する予定だという。

アン氏が2007年~10年に在籍していたことでも知られる同チームは、11年に財政難により一度解散したが、14年に再結成された。現在、チームには韓国女子代表のエースであるチェ・ミンジョンが在籍しており、韓国紙・亜洲日報は「アン氏がコーチに就任すれば韓国ショートトラック界は鬼に金棒だ」と報じている。

一方で、韓国のネットユーザーからはアン氏への批判の声が上がっており、「国を裏切ったのだから受け入れるべきではない。入国も禁止すべき」「絶対来るな。祖国とは必要に応じて変えて良いものなのか?」「ビクトル・アンはロシア軍に志願し、ウクライナ戦線に行けよ」といった批判的な声が多数寄せられている。

アン氏は韓国代表として06年のトリノ五輪に出場し、金メダルを3個獲得するなど輝かしい成績を残したが、「スケート環境」の問題を理由に11年にロシアに国籍変更。14年のソチ五輪で金メダル3個を獲得する活躍で韓国の前に立ちはだかった。また、22年の北京五輪にはライバルである中国代表のコーチを務めたことから、韓国では「裏切り者」「売国奴」との批判が絶えず、本人だけでなく妻や娘に対して脅迫的なメッセージが送られるなど物議を醸している。(翻訳・編集/北田


※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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