「軍隊は地獄だ、家に帰りたい」史料に残る旧日本軍人の厭戦心理―中国メディア

Record China    2014年7月7日(月) 13時3分

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6日、中国新聞社は記事「『軍隊は地獄だ、家に帰りたい』史料に残る日本軍人の厭戦心理」を掲載した。ノモンハン事件当時に日本軍人が送り、憲兵隊によって検閲された書簡の一部が公開された。写真は関東軍司令部旧址博物館。

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2014年7月6日、中国新聞社は記事「『軍隊は地獄だ、家に帰りたい』史料に残る日本軍人の厭戦心理」を掲載した。

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吉林省档案館は日本の中国侵略に関する歴史史料の最新研究成果を発表した。旧日本軍による暴行、奴隷労働、重慶大爆撃などのほかに、軍人の書簡に関する研究成果も公開された。厭戦心理が蔓延していたことがうかがえる内容だという。

書簡史料は1939年5月から9月のノモンハン事件当時のもので、憲兵隊が編纂した『郵政検閲月報』に記載されていた2通の書簡が紹介されている。一通は戦いに疲れきった、人の生活ではない、ほぼ全員がそう思っていると嘆く内容。もう一通も最前線にはいたくない、防毒マスクをつけるのは死ぬより辛い、軍隊はまさに地獄だと書きつづっている。

中国社会科学院日本研究所の蒋立峰(ジャン・リーフォン)元所長は、「出征の時は意気揚々だった日本軍人たちも、現実の戦闘を経て戦争の残酷さを知るようになった」と指摘。もっとも厭戦感情は広まったものの、軍国主義の強力な洗脳を受けていたがゆえに中国侵略戦争の本質を悟るまでにはいたらなかったとコメントしている。(翻訳・編集/KT)

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