全豪オープン（16日開幕）への欠場を発表していたテニスプレーヤーの大坂なおみが妊娠を公表し、中国でも大きな注目を集めている。

大坂は11日、自身のSNSに「コートに戻るのが待ち切れないけど、2023年のちょっとした人生のアップデートを」とつづり、胎児の様子が分かるエコー写真を掲載した。

そして、添付されたスマートフォン画面のスクリーンショットには「ここ数年はいろいろな意味で極めて困難であり、また楽しくもありました。数カ月スポーツから遠のいたことで、人生を捧げたこのゲームに新たな愛と感謝をもたらしてくれました。人生は非常に短いと認識し、当たり前と思わずに、毎日が新たな挑戦と喜びです。その一つは、自分の子どもが試合を見て『あれが私のママ』と誰かに言うことです（笑）」と書かれていた。

さらに、「2023年は私にとっていろいろと勉強する年となります。来年明けから皆さんに会えることを期待しています。2024年の全豪には出場します」とし、今年出産して来年に復帰する予定であると表明。最後に、「人生において完璧で正しい道なんてないと思います。ただ、良い目的で前進し続けさえすれば、自分の道が開けると思っています」とつづられている。

大坂は19年に米国のラッパー、コーデーとの交際を公表したが、子どもの父親が誰かは現時点では明かされていない。

大坂妊娠のニュースは中国版ツイッター・微博（ウェイボー）でもトレンド入り。中国のネットユーザーからは「これは確かに衝撃的」「それにしても突然だな」「いや、これは何と言っていいか」「結婚してたっけ？しないで妊娠？」「父親は誰？」「彼女は選手としてピークにあるんじゃなかったのか？どうしてこんなことに」「うつ病だっていってなかったっけ？」「本当に来年戻ってこられるのか？」など、驚きや戸惑いの声が上がった。

一方で、「かなり急だけど、祝福します」「これはマジで予想外だった。ベビー用品のイメキャラもできるんじゃないかな？そしたらまた収入爆上がり。おめでとう」「全豪欠場の本当の理由は妊娠だったのか。おめでとう！外部の人にどう見られようと、自分の道を進めばいいよ」「それぞれの人生がある。やりたいようにやればいい。あまりアスリートを追い詰めるべきじゃない。おめでとう」「絶対に戻ってきてほしい。あなたのプレーがまた見たい」など、祝福や励ましのコメントも多かった。

大坂はその実力とキュートな発言から中国のテニスファンの間でも人気が高い。19年の中国オープンで優勝した際には満員の観客から拍手喝さいが送られ、中国メディアも「非常に人気があることが見て取れた」と報じるほどだった。（翻訳・編集/北田）

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