中国でマージャン用車両が評判に、四川企業が運行する特別列車

Record China    2023年1月18日(水) 0時0分

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中国ではインターネットへの動画投稿がきっかけで、マージャン卓が備え付けられていてカラオケも楽しめる鉄道列車に注目が集まることになった。

中国ではインターネットへの動画投稿がきっかけで、マージャン卓が備え付けられていてカラオケも楽しめる鉄道列車に注目が集まることになった。四川省成都市に本社を置く鉄道会社の中国鉄路成都局集団の全額出資子会社である成都鉄路国際商旅集団が繁忙期に運行している「熊猫専列(パンダ特別列車)」に連結されている車両だ。

投稿された動画は、車両内に自動マージャン卓が3面据え付けられており、走行する列車内で乗客が楽しそうにマージャンをしている。周囲で眺めている人も多い。この列車では、カラオケを楽しむこともできるという。

動画に対しては「私の母なら、この列車にのって中国一周ができる」「この列車を利用するならば(中国最南部の海南省)三亜から、(最北部の黒竜江省)ハルビンまで行ける」といったコメントが寄せられた。

この列車は、旅行会社である成都鉄路国際商旅集団が発売した旅行商品の「熊猫専列」に連結された車両と分かった。同列車は繁忙期の特別観光列車で、初めて運行されたのは2021年3月だった。当時の報道を見ると、成都を出発していずれも貴州省内の遵義(じゅんぎ)、茅台(マオタイ)、畢節(ひっせつ)を巡って成都に戻る2泊3日の旅で、最も安価な4人用寝台付きコンパートメントを利用した場合の料金は1人当たり1280元(23年1月14時点の為替レートで約2万4000円)だった。料金には立ち寄った観光地の入場料金やガイド料も含まれていた。

中国では新疆ウイグル自治区甘粛省でも、観光目的の特別列車が運行されている。いずれも、旅行会社が貸し切り列車を走らせるもので、旅行商品としては旅行会社がバスツァーを販売するのと同じだと言う。いずれも一般的な列車よりも良質の車両を用意しており、甘粛省で運行されている列車の場合、宿泊とレジャー、飲食が一体化された「移動する高級ホテル」と評されたことがある。

なお、「熊猫専列」は23年の春節(旧正月、23年は1月22日)の前後の期間にも運行されるが、マージャン用車両は連結されないという。(翻訳・編集/如月隼人




※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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