Record China 2023年1月18日(水) 5時0分
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インドのニュースサイト「ファーストポスト」にこのほど、日本について「音を立てずに中国の翼を切り取っている」とする記事が掲載された。写真は首相官邸ホームページより。
インドのニュースサイト「ファーストポスト」にこのほど、日本について「音を立てずに中国の翼を切り取っている」とする記事が掲載された。
記事はまず、岸田首相による主要7カ国(G7)の欧米メンバー国歴訪について、「最大の戦略的挑戦と位置付ける中国に対抗するため」と指摘した。
その上で、「米国以外の国に対する日本の強気な働きかけを理解するには、米国の援助範囲が最近縮小しているという事実に照らして考える必要があり、日本は中国との戦いで他者を必要とすることを知っている」とした。
記事は、日本が防衛費など関連予算を2027年度に北大西洋条約機構(NATO)と同水準の国内総生産(GDP)比2%にすることを目指していることや、英国やイタリアと次世代戦闘機の共同開発で合意したこと、オーストラリアと軍事協力だけでなく情報共有の拡大でも合意したこと、米国と宇宙協力に関する枠組み協定に署名したこと、英国と自衛隊と英軍の互いの国への配備を可能にする道を開くための法的枠組みで合意したことなどを挙げ、日本による国防「正常化」に向けた最初のステップだとした。
記事は「岸田氏の動きは非常に巧妙であり、公然と中国に挑戦するのではなく、ある情報を伝えて中国に行動前に熟考するよう迫るもので、中国との力のバランスを崩すほど積極的でも効果的でもないが、中国を困らせるには十分だ」との見方を示した。
そして、「日本は今年のG7の議長国であるため、多くのことが期待されており、これらすべてがインドを含むクアッド協力の枠組みに追加されている」とし、「日本は、中国が引き金を引く手が自由にならないような方法で、中国を包囲することになる可能性がある」と論じた。(翻訳・編集/柳川)
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