2023年1月15日、韓国・MBC NEWSは「韓国政府が12日に元徴用工問題解決の方向性を発表して以降、岸田文雄首相は連日のように日韓関係改善の意思を示している」と伝えた。

記事は日本メディアの報道を引用し、岸田首相が米ワシントンD．C．で現地時間14日に行った内外記者会見で、日韓最大の懸案である元徴用工問題について「昨年の日韓首脳会談で首脳間の合意があり、外交当局間の意思疎通を継続している。ぜひこの努力を続けてほしい」と述べたと伝えている。

また、元徴用工訴訟で被告の日本企業の賠償金を韓国の財団が肩代わりするという韓国側の解決案については「1965年の国交正常化以降に築き上げてきた友好関係の基盤を基に、日韓関係を健全な状態に戻し、発展させていくために韓国政府と緊密に意思疎通していく」との考えを示したという。

岸田首相は5月19～21日に広島で開催される先進7カ国首脳会議（G7サミット）への尹錫悦（ユン・ソンニョル）大統領の招待も検討している。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは「恥ずかしい。経済報復を受けたのは韓国の方なのに、先に頭を下げるなんて」「尹大統領は親日売国奴だ」「過去最悪の親日大統領」「G7に招待されたくて日本にひざまずいたのか。G7に出席し、そのまま帰ってこないで」「韓国の企業に肩代わりさせるのは第三者供賄罪だ。国民感情を逆なでするな」「（ソウル梨泰院雑踏事故で）自国民158人が死んでも責任を取らない人が、日本の徴用問題では日本企業の代わりに韓国企業に責任を取らせるのか。こんな人が大統領とはね」など尹大統領への厳しい声が上がっている。

一方で「これが正常な外交」「世界各国が韓国の大統領を認めてくれてうれしい」「韓国にとって良い方向に進みますように。尹大統領を信じている」「やっと国らしくなった。韓国の主敵は北朝鮮で、友邦国は米国と日本。一日も早く問題を解決してほしい」などと称賛する声も見られた。（翻訳・編集/堂本）