Record China 2023年1月19日(木) 8時0分
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独ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは16日、中国人は米国よりも欧州をはるかに好意的に見ていることがこのほど発表された調査結果で分かったとする記事を掲載した。写真はドイツのノイシュバンシュタイン城。
独ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは16日、中国人は米国よりも欧州をはるかに好意的に見ていることがこのほど発表されたオンライン調査結果で分かったとする記事を掲載した。
記事によると、欧州諸国と米国は通常、「西洋」としてグループ化されているが、それぞれに対する中国人の見方は明らかに異なっていることが分かった。
米国と欧州に対する中国の世論を捉えようとする試みは、シンガポール国立大学、カナダのブリティッシュコロンビア大学、米国のライス大学の研究者らによって設計されたもので、「ジャーナル・オブ・カレント・チャイニーズ・アフェアーズ」1月号に論文が掲載された。
研究者らは、2000人余りの中国人を対象に、米国と、ベルギー、デンマーク、フランス、ドイツ、イタリア、オランダ、スペイン、スウェーデン、英国の欧州9カ国に対する見方について、「とても好ましい」「とても好ましくない」から「分からない」までの五つから選ぶよう求めた。
米国に対しては、4人中3人が「好ましくない」との見方を示しており、うち「とても好ましくない」が43%に上った。「ある程度好ましい」「とても好ましい」との見方を示したのは23%にとどまった。
欧州諸国に対しては、好意的な見方が46%にとどまった英国を除き、回答者の多くが好意的に見ている。
中国人から最も好意的に見られているのがドイツで、69%が「ある程度好ましい」「とても好ましい」と回答。好ましくないと見ている人の割合は23%と欧州諸国の中で最低だった。
研究者らは、米国と欧州に対する中国の回答者の意見の相違について、「欧州政府が中国に対してより慎重な姿勢を採用したと認識している可能性がある」と分析している。また「中国のメディアや世論が米中関係に過度の関心を寄せていること」に比べて、中国政府が欧州への批判を控えめしていることも要因である可能性があるとした。(翻訳・編集/柳川)
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