日本で起きた中国人留学生殺害事件、元ルームメートに旅行や飛行機利用などを禁止する制限令―中国

Record China    2023年1月18日(水) 21時0分

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17日、中国新聞網は、2016年に日本で起きた中国人留学生殺人事件被害者の元ルームメートに対して裁判所が旅行や飛行機利用を禁止する命令を下したと報じた。

2023年1月17日、中国メディアの中国新聞網は、2016年に日本で起きた中国人留学生殺人事件被害者の元ルームメートに対して裁判所が旅行や飛行機利用を禁止する命令を下したと報じた。

記事によると、16年に東京都内のアパートで殺害された江歌(ジアン・ガー)さんの元ルームメート劉暖曦(リウ・ヌワンシー、劉鑫から改名)さんに対し、山東省青島市城陽区人民法院が今月16日に「飛行機利用禁止、軟臥(1等寝台)列車使用禁止、フェリーの2等以上客室利用禁止、旅行およびレジャー禁止」などを含んだ「消費制限令」を出した。

劉さんは、江歌さんの母親である江秋蓮(ジアン・チウリエン)さんから「江歌さんを助けようとしなかった上、事件後にネット上で江秋蓮さんを挑発するような発言をした」として賠償金や慰謝料を求める訴訟を起こされ、昨年12月30日には同市中級法院から江秋蓮さんに69万6000元(約1320万円)を支払うよう命じる2審判決を言い渡されていた。

劉さんは今月2日に微博アカウントにて「裁判所が出した判決には従わなければならない。もし助けてくれる人がいるなら、頭を地につけておじぎして感謝する」として寄付を募集、今月3日に計2万5600元(約49万円)が集まったと報告したが、4日には微博の運営者からアカウントを永久凍結された。

10日には江秋蓮さんが「劉さんの賠償支払い状況について同区法院に問い合わせ、まだ回収できていないとの回答があったため、同区法院に対して強制執行を申請した」と明らかにした。強制執行審査は7営業日以内に完了することが規定されており、同法院が強制執行の一環として消費制限令を出したものとみられる。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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