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かつて米大統領副補佐官を務めたマット・ポッティンガー氏が「日本の国防力引き上げは台湾有事回避に寄与する」と発言した。(画像出典:The White House公式ツイッターより)
独メディアのドイチェ・ヴェレ中国語版の17日付記事によると、かつて米大統領副補佐官(国家安全保障担当)を務めたマット・ポッティンガー氏が「日本の国防力引き上げは台湾有事回避に寄与する」と発言した。
記事によると、先週に訪台したばかりのポッティンガー氏は17日の会見で台湾海峡情勢やインド太平洋地域の戦略的安全保障などに関するメディアの質問に回答。この中で、「現在、米国と同盟国は対話を行っているが、台湾も一部の議論に参加している」「インド太平洋地域の国々は、中国の大規模な軍事力結集に反応している」と述べた。
そして、その例として日本政府が新たに閣議決定した防衛3文書について、「今後数年間で国防費を倍増させることが盛り込まれている」と言及。「私は台湾を訪問する前に、日本で政府関係者や記者、民間団体と交流した。私を驚かせたのは、日本国民は中国の意図や国防力の強化、経済力を利用して他国に政治的譲歩を行わせることに、とても注目していることだ」とした。
さらに、「日本はもともと非常に強力な軍事力を持っていたが、今、日本がその軍事力をさらに強化することは、中国と台湾の間の戦争をめぐって非常に重要な役割を果たすことができる」と述べ、台湾有事を回避するために日本の防衛力強化が有用であるとの考えを示した。
同氏はまた、「米国は確かに台湾が特定の兵器システムを買わないように説得しようとしているが、台湾は主権国家であり、米国の提案を無視して、台湾国防部が重要と考える兵器システムの購入を決定することもある」と指摘。「中国人民解放軍が台湾に向けて配備するミサイルの数は大幅に増えている」とし、「ミサイルは民間人を殺す。そのため中国はミサイルを大量に購入している。台湾の世論は、中国がどのような兵器で台湾を狙っているのかに注目してほしい」と述べた。
このほか、台湾では半導体産業で優位に立つことで軍事的衝突を回避しようとする「シリコンの盾」という考え方があることについて、「そういうものがあるとは思わない。レーニン主義的な独裁者の考え方は、理性的な民主主義者や企業の考え方とは非常に異なるので、台湾の半導体における主導的地位がいわゆる『シリコンの盾』を提供できると自分を欺くべきではない」と警告した。(翻訳・編集/北田)
Over the past year, President Biden and Prime Minister Kishida have worked closely together to modernize and expand the U.S.-Japan Alliance. Today, the two leaders met to lay the groundwork for renewed cooperation this year. pic.twitter.com/4Rag6yxLeG
— The White House (@WhiteHouse) January 13, 2023
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