中国国家統計局の康義局長は17日の記者会見で、「2022年、中国は物価の安定に向けて多くの措置を講じ、物価は全体として安定を保っており、安定した経済運営と人々の暮らしの確保に重要な役割を果している」と紹介しました。

康局長によりますと、2022年、中国は穏健な金融政策を実施する共に、石炭などのエネルギー供給を確保し、食糧価格も安定を維持しました。中国の食糧生産量は8年連続で6億5000万トン以上と安定しており、食糧価格の上昇が商品価格の上昇を招くという問題は回避されました。

康局長はさらに、2022年は工業製品とサービス業の供給も十分であり、中国は産業体系が整い、商品とサービスが十分に供給されていることで、消費者物価の安定につながっていると紹介すると共に、2023年の見通しとして、「大幅な物価上昇につながる材料はなく、今後1年の消費者物価指数（CPI）の安定維持には自信を持っている」と述べました。（提供/CRI）