Record China 2023年1月18日(水) 17時0分
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中国の火鍋店で食事をしようとしたネットユーザーが具材の中に「奇妙なタコ」を発見、ネット上で「食べても大丈夫?」と問いかけたところ、猛毒を持つ種類であることが判明し命拾いした。
中国の火鍋店で食事をしようとしたネットユーザーが具材の中に「奇妙なタコ」を発見、ネット上で「食べても大丈夫?」と問いかけたところ、猛毒を持つ種類であることが判明し命拾いした。中国メディアの澎湃新聞などが伝えた。
16日、あるユーザーが中国版ツイッター・微博(ウェイボー)で博物雑誌のアカウントをメンションし、「火鍋店で見ました。これってヒョウモンダコですか?鍋に入れちゃっていいですか?待ってるので急ぎでお願いします」と投稿。添えられた写真には、ほかのタコに交じり1匹だけ全身に水玉のような丸く青い模様があるタコがざるに盛られている様子が写っていた。
その後、博物雑誌は同ユーザーに返信し、「確かにヒョウモンダコです。毒はフグと同じ。毒性が非常に強く、熱でも分解されないので絶対に食べないでください」と警告。他のネットユーザーから「投稿者は大丈夫か?食べてないでしょ?早く店に知らせた方がいいぞ」と心配する声が寄せられ、投稿者からはほどなく「食べてない。もう下げてもらったよ」との報告があった。
一連のやり取りに、ネットユーザーからは「知識は本当に命を救うんだな。驚いた」「猛毒とか、恐ろしすぎる」「すごいな。俺だったらたぶん食べちゃってたよ」「投稿者は店も救った。被害がなければ罰金か警告程度だけど、もし客が食べていたら刑務所行きだからな」「これは覚えておこう!」といった声が寄せられた。
ヒョウモンダコは唾液腺にフグと同じ毒であるテトロドトキシンを含んでおり、外敵から身を守るためにこの唾液を吐いたり、噛み付いて注入したりする。かつては小笠原諸島からオーストラリアにかけての西太平洋に生息していたが、近年は海水温の上昇で九州などでも目撃されるようになっている。オーストラリアでは人間の死亡例も報告されている。(翻訳・編集/北田)
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