中国検索最大手がサムスンと業務提携、CEOが密会の噂を認める―中国メディア

Record China    2014年7月8日(火) 7時10分

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7日、注目されていた中韓経済・貿易協力フォーラムが7月上旬に韓国で開催され、百度のロビン・リーCEOはサムスン電子の副会長と昨年密会したという噂を認める発言をした。写真は北京の百度本社。

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2014年7月7日、注目されていた中韓経済・貿易協力フォーラムが7月上旬に韓国で開催された。フォーラムに出席した百度ロビン・リー(李彦宏)会長兼CEOはスピーチの中で、サムスン電子の李在鎔(イ・ジェヨン)副会長と昨年密会したという噂を認める発言をした。京華時報が伝えた。

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百度は革新に基づく戦略的アップグレードを強化している。百度は韓国企業との技術・産業提携を深化させており、「アジアを世界IT革新センター」にするため取り組んでいる。

中国インターネット企業の経営者として唯一出席した李CEOは、「技術革新、アジアの新時代を切り開く」と題するスピーチを行った。李CEOは「昨年韓国でサムスン電子の李副会長と会談した。李副会長は、サムスンがすでに百度の多くの技術を使用し、スマホユーザーにより質の高い、便利なサービスを提供していると語った。百度雲(百度のクラウドサービス)はサムスンのスマホに多くの機能を与えている。例えば当社の音声認識技術により、サムスンのウェアラブルデバイス『Gear』はよりスムーズな人と機械の会話を実現している」と指摘した。

李CEOが昨年5月末、サムスンの未来の継承者と目されている李副会長と密会したという噂が伝わっていた。李CEO自らソウルを訪れ、李明遠(リー・ミンユエン)氏など百度のモバイル事業高官が同行したという。中国のIT企業が韓国ハードメーカーと会談したというニュースは人々の憶測を呼んだ。両国の大手による提携は各自の海外市場開拓にとって重要な意義を持つ。消息筋は「百度にとって、サムスンとの提携の意義は戦略的な意味を持つ」と指摘した。

百度が明らかにした情報によると、同社は2012年11月に端末メーカー向けのカスタマイズされたクラウドソリューションプランを発表した際に、サムスンとプラットフォームを巡る提携について合意していた。初の提携によって開発された製品は、GALAXY Note IIだ。

百度は同製品に対して、クラウドストレージ、クラウド提携、クラウド共有、クラウドカスタマイズなどのクラウドサービスを提供し、サムスンユーザーに大容量の拡張可能な百度クラウドストレージサービス、個人のクラウドデータのスマート処理機能を提供した。これには動画、音楽、画像、文書などの各種データが含まれる。

百度は今年4月に再びサムスンと提携し、サムスン製スマートデバイスに基づくゲーム共同配布を発表した。第1期の提携では、百度はサムスン向けに開発したオーダーメイド版アプリ「百度ゲームサムスン版」を発表し、研究開発、運営、料金計算を含む開発者サービスプラットフォームを提供する。サムスンは携帯電話やタブレットPCなどのスマート端末を中心とする配布ルート、全国範囲の小売店を通じPRする。「百度ゲームサムスン版」は、サムスンの2014年春のフラッグシップモデル「GALAXY S5」に搭載されている。

消息筋は「百度のモバイル戦略のアップグレードにより、同社の最も重要なモバイル端末向け商品の百度モバイル検索、百度地図、百度91配布アプリなどがシステム面から、中国本土版サムスン製スマホに進出することになる。百度はシステム面の提携の深化により、高いシェアを占めるiOSとアンドロイドとは異なる道を切り開き、新たな携帯OSを作る可能性もある」と分析した。

李CEOはフォーラムで、韓国の優秀な企業に協力の手を差し伸べ、「中韓ビジネス交流の深化に伴い、多くの企業が当社の技術と資源を理解するはずだ。共に提携のチャンスを創造し、成功例を積み重ねていこう」と語った。

業界内では、韓流の中国での持続的な流行に伴い、韓国エンタメ業界が中国市場をより重視すると予想されている。百度はネットユーザーの娯楽の需要を満たす重要な場、ファン文化の最前線であり、中国エンタメ市場を開拓しようとする韓国の業界にとっては最良の提携先になっている。(提供/人民網日本語版・翻訳/YF・編集/武藤)

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