台湾のエンタメ・美容サイト「BEAUTY」は25日、「下馬評を覆してヒットした中国時代劇ドラマ10選」とする記事を掲載した。

1作目は、リー・ホンイー（李宏毅）とリウ・シュエイー（劉学義）が主演した「少年歌行」。記事は、「『少年歌行』は知名度のある主演を起用したわけではなく、宣伝も『月歌行』に及ばなかった。しかし、配信開始後は高評価な口コミが集まり、中国の映画・ドラマの情報サイト・豆瓣（douban）では（10点満点中）7．3点の高得点を出した！」とし、「武術の動作が流れるようで、ストーリーはコンパクトで人を引き付ける」と評した。

2作目は、ワン・ホーディー（王鶴棣）とユー・シューシン（虞書欣）が主演した「蒼蘭訣」。記事は、「主演のワン・ホーディーは、前作『遇龍』で“漢服が似合わない男”“AIのような演技”と批判されていた。ユー・シューシンは否定的な意見はなく、過去の作品『下一站是幸福』、『月光変奏曲』などの評価は良かったが、当時人気の高い女優ではなかったため、観客の関心は高くなかった」とし、「しかし『蒼蘭訣』は配信開始後、ダークホースになった。ストーリーは意外と笑えて面白く、主演2人のカップルの熱は爆発していた。製作チームの力も加わり、衣装やメークの表現レベルも十分だったため、豆瓣で7．9点の高得点を出した」と紹介した。

3作目は、ゴン・ジュン（龔俊）とチャン・ジャーハン（張哲瀚）が主演した「山河令」。記事は、「キャストが発表された時は、ネット上で大きな論争が起こった。主演が2人とも知名度のある俳優ではないことが指摘され、『陳情令』のパクリだとの批判も受けた。しかし、『山河令』の配信開始後についた視聴者の口コミが全てを証明した。豆瓣では、『陳情令』よりも高い8．6点の超高得点をたたき出した。ストーリーは本格的な武侠劇で、ストーリーのリズムがよく、ブロマンス要素も多くなかった」と評した。

4作目は、チャン・シンチョン（張新成）とチョウ・ユートン（周雨彤）が主演した「大宋少年志」。記事は、「『大宋少年志』も時代劇のダークホースだった。当初、主演2人はどちらも主演経験の少ない俳優だったが、ストーリーが気楽で笑えて、見どころ満載だった」「俳優たちの演技も良く、とても良い評判を得て、豆瓣では7．8点の高得点を獲得した！」と紹介した。同作は、今年にシリーズ第2弾の放送が予定されている。

5作目は、ヤン・シューウェン（楊旭文）とヤン・ジーガン（楊志剛）が主演した「唐朝詭事録」。記事は、「放送開始前、主演のヤン・シューウェンのスキャンダルで多くの批判を受けたが、ストーリーがあまりにも素晴らしく、リズムが良く、二人の主演の演技も良かったため、2022年に好評だったダークホースの時代劇となった。豆瓣の点数は7．9点だ」とした。

このほか、「覆流年」、「祝卿好」、「宮廷恋仕官～ただいま殿下と捜査中～（原題：御賜小仵作）」、「従前有座霊剣山」、「宸汐縁」が挙げられた。（翻訳・編集/刀禰）