Record China 2023年1月31日(火) 13時0分
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イングランド・プレミアリーグのブライトンに所属する日本代表・三笘薫への賛辞がやまない。写真はブライトンの微博公式アカウントより。
イングランド・プレミアリーグのブライトンに所属する日本代表・三笘薫への賛辞がやまない。
29日に行われたFAカップ4回戦のリバプール戦の後半アディショナルタイム、三笘は左からのクロスをトラップすると、ブロックに来た相手を空中でのシュートフェイントでかわし、そのまま右足ボレーでゴールネットに突き刺した。
中国メディアの観察者網は30日、「三笘のフェイントがカメラをもだました」との記事を掲載。現地の中継カメラまでもが三笘のシュートフェイントにつられてカメラを動かしてしまったことを伝えた。
また、多くのサッカーファンからこのゴールを今季のFAカップ最優秀ゴールに推す声が上がったとしたほか、「試合を通してのパフォーマンスも目を見張り、枠内シュート2本、ドリブル突破は9回中6回が成功と、ブライトンの攻撃を活性化した」と称賛した。
同記事は、三笘のこれまでのキャリアを振り返り、「一対一の能力に秀でていることから中国のファンの間で『三球王』の異名を持つようになった」「ワールドカップ(W杯)カタール大会ではタッチライン際からのクロスで田中碧のゴールをアシストし、日本のグループリーグ突破に貢献した」などと説明した。
さらに「彼は“一発屋”ではないことを実力で証明し続けている」とし、W杯後の6試合で4ゴール1アシストと「驚異的」な成績を挙げ、9試合連続ゴールのラッシュフォードらと共にW杯後に最もセンセーショナルな活躍をしている選手の一人に数えられていると紹介した。
また、元イングランド代表のマイケル・オーウェン氏が三笘のブライトン加入について「今季のプレミアリーグで最も値段を上回る価値がある移籍だった」と評したことに触れた上で、「三笘はチーム内で決して年俸が高額ではないが、好調をキープすればその市場価値は飛躍的に伸びていくだろう」と伝えた。
記事はこのほか、三笘が川崎フロンターレのユースからトップに上がらずに筑波大学に進学したことにも言及。卒業論文では「1対1場面における攻撃側の情報処理」をテーマにしていたことを紹介し、「彼の今のプレーを見ていると、大学時代に蓄積したものの価値があることが分かる。プロキャリアのスタートを遅らせはしたが、この期間に自らのサッカーに対する理解を固めたのだ」と伝えた。
中国のネットユーザーからは三笘への称賛の声が続々と上がっているほか、中には「中国のサッカー選手はみんなどうやって金を稼ぐか、どうやって美女と結婚するかしか考えておらず、どうやって相手を抜くかなんて全く考えていない!」と自国選手と比較するコメントも寄せられている。(翻訳・編集/北田)
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