2023年1月30日、頭条新聞の微博（ウェイボー）アカウントは、江蘇省南京市で電気自動車（EV）の充電スポットに停車していたガソリン車のナンバープレートが折り曲げられるトラブルが相次いでいると報じた。

記事によると、同市の禄口国際空港付近にある駐車場の充電スペースで、駐車している多くのガソリン車のナンバープレートが折り曲げられている様子を撮影した動画が29日にネット上で拡散。30日に目撃者に話を聞いたところ、「この駐車場はEV専用で100個ほどの充電スポットが用意されているにもかかわらず、駐車している自動車の約7割はガソリン車で、多くのEVが充電のためにスペースが空くのを待っている状況だった」と語ったという。

現地の公安関係者は「クレームはすでに受理しており、ナンバープレートの損壊については故意による器物損壊案件として処理する」と話した。

EVの充電を妨げているガソリン車のナンバープレートが折られるトラブルについて、中国のネットユーザーの間では「ざまあみろ、って言っていいかい？」「ええと……だけど……スカッとした！」「次はタイヤの空気をだな……」など、悪い行為としながらも共感、擁護するコメントが多く見られた。

また「駐車場の管理が悪い。こういう車はロックしなければ」「充電スペースをガソリン車が占拠している問題については警察は動かないのか？」「法律がちゃんと整備されていないから、充電スペースの占拠が起きる」など、器物損壊の問題以前に充電スペースの妨害を防ぐための制度づくりを求める声も出ている。（翻訳・編集/川尻）