Record China 2023年2月6日(月) 6時0分
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華字メディアの日本華僑報は1月30日、「なぜ日本人は大きな家に住めるのか」との記事を掲載した。
記事は、「新型コロナウイルスが流行する前には年間1000万人近くの中国人観光客が日本を訪れており、もはや日本人は猫の額ほどの家に住んでいるという言説を信じている人はいないだろう」とした上で、「面積が中国雲南省と同じくらいの日本は、国土の7割近くが山地と丘陵地で占められているが、そんな中でも戸建て住宅が多く、庭や駐車場を備えたいわゆる豪華な邸宅も少なくない」とした。
そして、国土交通省のデータを基に、1住宅当たりの延べ床面積では東京が40.67畳で最小である一方、トップ3は富山県(89.61畳)、福井県(85.45畳)、山形県(83.4畳)だったと紹介。まず3位の山形県について「1世帯当たりの平均人口が2.61人と47都道府県で最多で、3世代同居などは比較的一般的。豊かな家族構成が住宅の大きさ、温かさにつながっている」と説明した。
続いて2位の福井県について「人口密度は47都道府県のうち31位。土地が広く、人口が少ないところは当然ながら地価も高くない。共働き世帯が多いことでも知られており、夫婦が協力することで住宅購入がしやすくなっている」と紹介した。1位の富山県については、「県民1人当たりの金融資産保有残高は47都道府県の4位、持ち家率は47都道府県の中で2番目に高い」とし、「不動産購入を好むのが同県の隠れた県民性になっている」とした。
また、「日本では小さな都市に住む人ほど生活への満足度が高いとの調査結果もある」とし、「日本を旅行したことのある外国人がよく目にするように、地方都市でも道路や学校、スーパー、近代的な施設などが整備されており、地価は安く、家は広く、水や景色はきれいだ」と指摘。一方で、「東京の40畳(約72平方メートル)も2LDKに区切るのには十分な広さであり、両親に子ども1人、犬1匹といった世帯にとっては十分に生活に足る」とした上で、「日本は“小さい”といっても、東京ですらそれほど窮屈ではないのだ」と評した。(翻訳・編集/北田)
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