中国初の商用ロケット打ち上げ場、海南に建設されるのはなぜ?―中国メディア

人民網日本語版    2023年2月4日(土) 9時0分

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海南省文昌市に位置する海南商用ロケット打ち上げ場の1号プロジェクト実施地点でこのほど、前期の土木工事の部分がほぼ完成し、設備の設置作業がスタートした。

海南省文昌市に位置する海南商用ロケット打ち上げ場の1号プロジェクト実施地点でこのほど、前期の土木工事の部分がほぼ完成し、設備の設置作業がスタートした。

海南商用ロケット打ち上げ場は中国で初めて建設される商業目的のロケット打ち上げ場で、2022年7月6日に着工した。業界関係者の説明によれば、同打ち上げ場は現時点で中国唯一の商用ロケット打ち上げ場であり、世界トップレベルの市場化された運営が行われるロケット打ち上げ場システムを建設して、中国の民間企業のキャリアロケット打ち上げ能力をさらに高めることを目指すという。

中国初の商用ロケット打ち上げ場が海南に建設されることには、具体的にどのような優位性があるのか。関係責任者は、「地理的な面では、海南は緯度が低く、赤道に近く、運搬の効率が高いので、ロケットの積載能力を10~15%高めることが可能で、ロケット打ち上げの経済効果を大幅に高めることができる。安全性の面では、各段のロケット落下地点はいずれも海で、国土が汚染されることがなく、人口が密集するエリアを通り過ぎることもないため、将来のロケット回収産業の発展に適している。交通の面では、中国国内の既存の打ち上げ場に比べ、海南文昌打ち上げ場は船舶を利用して大型のキャリアロケットを運搬することが可能で、ロケットのサイズに制限がない。また、海口美蘭国際空港と海南環島高速鉄道がもたらす交通の利便性、文昌市の美しい自然環境は商用宇宙旅行産業に優れた基盤を提供し、商用宇宙産業のこれからの発展に非常に大きな可能性を持つ」と説明した。(提供/人民網日本語版・編集/KS)

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