中国版ツイッター・微博（ウェイボー）で3日、中国のデジタル経済シンクタンクの儲殷（チュー・イン）副院長が語った「若者が専門家のアドバイスを聞きたがらない理由」に、ネットユーザーが反応を示した。

儲氏はこの日公開した映像で、その一つ目の理由として中国の専門家のアドバイスの質の低さを挙げ、「技術的中立において疑いを持たれている」とした上で「専門家の信用危機は主に中国で起きている」との考えを示した。二つ目はインターネット時代、ニューメディア時代を迎えた後、伝統的な権利関係が覆され、反知性主義の人々が発言権を得て「専門家」という言葉そのものがネガティブなものになったと指摘。三つ目には、今日の人々がより自信を持つようになったことを挙げている。

これに対し、あるネットユーザーは「専門家の信用失墜は非客観的、非科学的な態度で見解を述べるからだ。往々にして極端で、でたらめさえ言う」とコメント。この他、「アドバイスの多くが実情と合っていない。これが専門家の信用を損ねている」「若者？。70歳近い私の両親も耳を傾けようとしない」などの声も聞かれた。（翻訳・編集/野谷）