元宵節控え、上海の老舗には「湯圓」を買い求める長蛇の列―中国

人民網日本語版    2023年2月3日(金) 17時50分

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元宵節が近づくにつれて、上海では湯圓の売り上げが日増しに伸びている。

上海で生まれ育った「上海っ子」は、元宵節(旧暦1月15日、今年は2月5日)に食べる湯圓(もち米粉で餡を包み茹でた団子)を食べないことには春節(旧正月、今年は1月22日)が終わらないと考えている人が少なくない。今年の元宵節が近づくにつれて、上海では湯圓の売り上げが日増しに伸びている。

冷凍の湯圓を購入したり、店で食べたりするよりも、手作りの出来立ての湯圓を買い求める方が上海っ子にとっては重要なため、たとえ1~2時間の長蛇の列に並ぶことになったとしても、その購入したいという気持ちには影響しないようだ。

メーカーの多くが、今年の湯圓の販売量は例年に比べると著しく増加しているとしている。老舗の「寧波湯団店」の徐正留マネージャーは、「ここ2日間、湯圓の販売量は1日当たり6万~7万個に上っている。元宵節の前後2日間には1日10万個を上回るかもしれない」としている。

湯圓の餡の種類を見てみると、肉餡入りの湯圓は上海市や華東地区の際立った特徴といえ、その人気も高い。また肉餡のほかにもナズナ、黒ゴマ、カスタードといったユニークな餡の湯圓も、各メーカーから目玉商品として売り出されている。

また、「寧波湯団店」では今年、干支のウサギをデザインした新商品を打ち出している。この新商品は従来のような茹でて作る湯圓ではなく、蒸して作られている。「兎子大福」と名付けられた新商品の皮は湯圓同様もち米を使い、一つ一つ手作業で作り上げられた赤い目をした白ウサギのデザインで、ナツメ餡がたっぷり詰められており、蒸しあがったそれを食べると、口いっぱいにナツメの味が広がる。

創意工夫が施されているのは、餡だけではない。老舗レストラン「喬家柵」グループの「喬コーヒー」も、湯圓とコーヒーをコラボさせたクロスオーバー商品を打ち出している。

この新商品の「アメリカンコーヒー湯圓」は端的に言えば、アメリカンコーヒーと湯圓を一緒にしたスイーツ。茹で上げた湯圓にコーヒーを注ぎ、そこにドライキンモクセイを散らしている。コーヒーを味わいながら、湯圓を食べれば、コーヒーの苦みが黒ゴマ餡の湯圓の甘さをほどよく和らげてくれる。コーヒー好きはこの斬新な組み合わせと食感を試してみてはどうだろうか?(提供/人民網日本語版・編集/KM)







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