すでに肺がん超え! 世界最多のがんはこれだ―中国メディア

Record China    2023年2月8日(水) 6時0分

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5日、毎日経済新聞は、4日の世界がんデーにちなんでがんに関する情報を紹介する記事を掲載した。

2023年2月5日、中国メディアの毎日経済新聞は、4日の世界がんデーにちなんでがんに関する情報を紹介する記事を掲載した。

記事は、世界保健機関(WHO)の国際がん研究機関が近頃発表したデータで、20年に世界で新たに見つかった乳がん患者の数が226万人で、220万人だった肺がんを抜いて世界最多になったと紹介。中国では年間発病数が最も多いのが肺がんで、以下直腸がん、胃がん、乳がん、肝臓がんとなっており、死者数では肺がん、肝臓がん、胃がん、食道がん、結腸がんの順に多いとしたほか、この5大がん疾患ががん関連死亡者数の70%近くを示していると伝えた。

また、中国ではこの20年で肺がんの罹患者と死亡者が増え続けており、17年の粗死亡率(年齢調整をしていない死亡率)は1970年代の約10倍にまで上昇していると指摘。性別では男性の粗死亡率が肺がんとともに女性のほぼ倍となっている一方で、女性では乳がんの死亡率が近年顕著に上昇していると紹介した。

さらに、世界的な人口増加と余命の延長に伴ってがんはますます日常的に見られる疾病になっており、WHOは2040年の世界における年間がん新規罹患者数が20年の1.5倍近くになるとの予測を示していると伝えた。

記事はその上で、がんが生じる原因について、米国立がん研究所が細胞機能を制御する遺伝子の変異を挙げ、変異で損傷してがん細胞となる恐れのある細胞を除去する機能が加齢とともに低下していくため、高齢者のがんリスクが高まると説明しているほか、WHOが「がんによる死亡例の約3分の1は喫煙、BMIの異常高値、果物や野菜の摂取不足、運動不足、飲酒が原因になっており、中でも喫煙が最も重要ながんリスク因子だ」として生活習慣の見直しを呼び掛けていると伝えた。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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