人民網日本語版 2023年2月9日(木) 5時0分
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今年の春節期間に公開されたSF映画「流浪地球2」は巨額の興行収入を上げただけでなく、映画の中のハイテク製品の数々も大きな注目を集めた。
今年の春節(旧正月、今年は1月22日)期間に公開されたSF映画「流浪地球(流転の地球)2」は巨額の興行収入を上げただけでなく、映画の中のハイテク製品の数々も大きな注目を集めた。
「映画に出てくる外骨格ロボットは、全部うちの本物の製品だ。今では航空物流や工業生産で使用されている」。「流浪地球2」に外骨格ロボットデバイスを提供した上海傲鯊智能科技はこのように説明した。同社の外骨格ロボット製品は現在、北京大興国際空港で荷物の運搬作業をサポートしているという。
同社のパートナーの張華(ジャン・ホア)さんは、「外骨格ロボットを使えば50キロの荷物を背負っても、ノートパソコン1台くらいの重さしか感じない。将来は外骨格ロボットの利用シーンがさらに増える見込みだ。例えば高齢者の移動を助けたり、体感型ゲームでフィードバックやインタラクティブな動きを増強したり、さらには写真愛好家がカメラの安定を維持するのに使える」と将来の見通しを語った。そして現在の状況については、「中国では自動化を実現した工場が多いが、実際には人が行わなければならない作業がまだたくさんある。今は外骨格ロボットが多くの分野で作業員がより着実かつ効率的に任務を遂行するようサポートしている」と述べた。
張さんは取材に、「現在、市場に出回っている医療用外骨格ロボットの価格は数十万元(数百万円)から100万元(約1900万円)までとさまざまで、産業分野における外骨格ロボットの価格も数万元(数十万円)になるが、将来は民間利用の外骨格ロボットの価格は数千元(数万円)になるだろう。中国では現在、民間利用のバージョン1.0の外骨格ロボットが1万~2万元(約19万~38万円)するが、5年くらい先には1万元(約19万円)以下に下がるとみられる。これはゆっくりとした移り変わりのプロセスであり、スマートフォン並みの数千元の価格になった時、外骨格ロボットは私たちの暮らしに極めて大きな変化をもたらす可能性がある」と述べた。(提供/人民網日本語版・編集/KS)
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