華字メディアの日本華僑報は8日、「日本人のロシアへの親近感が底を打つ、韓国はやや改善」と題する記事を掲載し、日本の内閣府が行った世論調査の結果を伝えた。

内閣府は3日、令和4年（2022年）に行った「外交に関する世論調査」の結果を公表した。それによると、ロシアに「親しみを感じる」と回答した人は前回調査（令和3年）から8．1ポイント減の5．0％だった。一方、「親しみを感じない」は8．3ポイント増え94．7％に上った。

ロシアとの関係が「良好だと思う」との回答は17．5ポイント減の3．1％、「良好だと思わない」は13．3ポイント増の92．3％だった。ロシアとの関係について「重要だと思う」との回答は15．4ポイント減の57．7％、「重要だと思わない」は11．5ポイント増の37．9％となった。なお、ロシアに「親しみを感じる」「（関係が）良好だと思う」はいずれも過去最低だという。

続いて、中国について「親しみを感じる」との回答は2．8ポイント減の17．8％、「親しみを感じない」は2．8ポイント増の81．8％だった。日中関係が「良好だと思う」との回答は3．5ポイント減の11．0％、「良好だと思わない」も0．8ポイント減で84．4％。中国との関係が「重要だと思う」との回答は5．2ポイント減の73．5％、「重要だと思わない」は1．2ポイント増の22．1％だった。

また、韓国について「親しみを感じる」との回答は8．9ポイント増の45．9％、「親しみを感じない」は8．7ポイント減の53．7％だった。日韓関係が「良好だと思う」との回答は9．7ポイント増の28．3％、「良好だと思わない」は13．8ポイント減の67．3％だった。韓国との関係は「重要だと思う」との回答も5．9ポイント増の68．0％とやや改善した。

このほか、米国に「親しみを感じる」と回答した人は1．3ポイント減の87．2％、米国との関係が「良好だと思う」は6．4ポイント減の84．9％、米国との関係が「重要だと思う」は4．4ポイント減の93．8％だった。

調査は令和4年10月6日～11月13日に全国の18歳以上3000人を対象に郵送法で行われ、有効回収数は1732人だった。（翻訳・編集/北田）