2024年に開催されるパリ五輪・パラリンピックの各競技や種目を絵文字で表す62種類のピクトグラムが8日に発表されました。五輪大会のピクトグラムは47種、パラリンピックのピクトグラムは23種で、8種は両大会共通とのことです。

パリ五輪のピクトグラムのデザインに際しては、主に3つの要素が取り入れられました。すなわち線対称のデザイン、競技場の抽象的な表現、種目の代表的な要素です。例えばアーチェリーの場合、ピクトグラムの背景には円形の標的、四隅には種目を象徴する弓矢の図案があり、両者は対称性をもたせて配置された交差する2本の直線で結ばれています。

組織委員会によれば、パリ五輪のピクトグラムのデザインでは「栄誉の徽章」の理念を伝えることに重点を置きました。ピクトグラムは五輪大会を印象づける風景の重要な構成要素であり、組織委員会としてはピクトグラムが特定のスポーツ種目を表すだけでなく、その種目に参加し、関係するすべての人々を表し、その集団に属する栄光を示すものであることを望んだとのことです。

第33回夏季五輪大会は2024年7月26日から8月11日まで開催されます。パリで夏季五輪大会が開催されるのは1900年、1924年に続いて3回目です。（提供/CRI）