中国の俳優チャン・ルオユン（張若昀）が数学の天才を演じる時代劇ドラマ「顕微鏡下的大明之絲絹案」が9日、動画配信サービスの愛奇芸（iQiyi）で配信をスタートした。

19年の「慶余年～麒麟児、現る～」や21年の「雪中悍刀行」、さらに昨年は「警察栄誉」と主演作が立て続けにヒットを生んでいるチャン・ルオユンの最新作。ドラマ「長安二十四時」などで知られる人気小説家・馬伯庸（マー・ボーヨン）の同名小説「顕微鏡下的大明」の中の一篇「絲絹案」を映像化するもので、馬伯庸自身が脚本を担当している。

タイトルが示すとおり明朝が舞台の同作で、チャン・ルオユンが演じるのは、世間とのコミュニケーションが苦手な数学オタクの「帥家黙」という人物。県庁の税帳簿から、近隣7県の「絹税」を同県が負担しているのを発見し、県庁から府庁、さらに中央へと是正を求めて戦いを繰り広げる物語となっている。

「慶余年～麒麟児、現る～」は再生回数が160億回を上回る人気を獲得し、さらに昨年10月に「顕微鏡下的大明之絲絹案」から第一弾となる予告動画が公開された際には、わずか数時間で視聴回数900万回を突破する人気に。ヒット作の連発でネット上では、「信看昀」（チャン・ルオユンを信頼しているので出演作を見る）の呼び声も高いが、最新作の反響も目が離せない話題となっている。（Mathilda）