中国の赤十字社にあたる「中国紅十字会」によるシリア支援の第1陣の医療物資が9日、シリアの首都ダマスカスに到着しました。中国の史宏微駐シリア大使、シリア政府のムアタズ地方行政・環境省次官、シリア・アラブ赤新月社のハーレッド・フブーバティ社長らが空港で出迎えました。

史大使は、「中国とシリアは固く結ばれている。今回輸送された医療物資は、中国側からの第1陣の緊急支援物資だ。これからも次々と関連の援助を実施していく」と述べました。

ムアタズ次官は中国側の私心のない支援に感謝の意を表し、「シリアと中国は、苦難のときに相手を助ける真の友人である。救援物資をできるだけ早く被災地に届けたい」と述べました。

また、中国外交部がこれまで発表したニュースによりますと、中国政府と中国人民の哀悼と支援を、シリア政府とシリア国民に表明するため、中国側は200万ドルの現金支援と救援物資を含む合計3000万元（約441万ドル）相当の緊急人道支援を提供し、さらに、現在実施中の食糧援助プロジェクトの実行を加速することを決定しました。（提供/CRI）