設備のリスク箇所を正確に特定、鉄道の電力供給の安全を保証―中国

人民網日本語版    2023年2月15日(水) 18時10分

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中国鉄路成都局集団の成都電力供給区間は今年に入り6Cシステムを利用し管轄内の鉄道電力供給設備の特定検査を行い、設備の安全リスクを速やかに発見し、対策を施し、鉄道電力供給の安全性と円滑性を保証している。

中国鉄路成都局集団の成都電力供給区間がこのほど明らかにしたところによると、同区間は今年に入り6Cシステムを利用し管轄内の鉄道電力供給設備の特定検査を行い、設備の安全リスクを速やかに発見し、対策を施し、鉄道電力供給の安全性と円滑性を保証している。科技日報が伝えた。

6Cシステムとは「高速鉄道電力供給安全検査モニタリングシステム」の略称で、6つの検査装置と1つのデータ処理センターからなる電力供給設備検査モニタリングと分析システムだ。うち1Cシステムは架線検査列車に設置され、架線・パンタグラフのパラメータとパンタグラフの運行状態に対して実速度検査を行う。2Cシステムは高速列車操縦室内に設置される動画キャプチャー設備で、動画の形で架線および線路周辺の環境データを採取するとともに、フレームごとの分析を行う。3Cシステムは一部の線路走行中の高速列車または電気機関車の屋根に設置され、架線設備の状態の全プロセス検査・監視を担当する。4Cシステムは24台のカメラからなり、検査列車の屋根に設置され、架線部品の高精度イメージング検査を担当する。5Cシステムは架線設備の重要箇所に設置され、画像・動画のキャプチャーを担当し、機関車のパンタグラフパンの技術状態を検査する。6Cシステムは地上で架線設備の運行状態の検査を担当する。各システムが協働・連携することで、点検漏れ・修理漏れを効果的に回避し、点検修理の方向性と正確性を高め、鉄道給電設備の安全性と信頼性を保証する。

同時に6Cシステムのデータのポテンシャルをさらに引き出すため、同区間は情報データバンクを構築し、スマート画像認識分析技術の運用を積極的に模索し、「ビッグデータ+人工知能」を採用し情報分析の効率と正確性をさらに高め、作業の質と効果を高め続けている。

同区間検査分析室の王勇(ワン・ヨン)室長は、「6Cシステムにより鉄道電力供給設備の安全リスクがすべて浮き彫りになる。専門的なイメージング検査装置が設備の状態をはっきり記録し、分析センターの項目ごとの分析により設備のリスク箇所を正確に特定できることにより点検修理をより良く指導するようになり、設備の安全を保証している。同区間は今年に入り、6Cシステムを使い管轄内の1万キロメートル近くに上る線路の電力供給設備の検査と2万件を超えるデータの分析を行い、鉄道電力供給安全に設備の保障を提供している」と述べた。(提供/人民網日本語版・編集/YF)

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