韓国で集まったトルコ大地震への「寄付の品」に批判=片方だけの靴、破れた靴下も

Record Korea    2023年2月15日(水) 13時0分

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韓国でトルコ大地震の被災者への救援物資の寄付が始まっているが、中にはボロボロで汚れた衣類や使えなくなった古い電気製品も少なくないという。

韓国でトルコ大地震の被災者への救援物資の寄付が始まっているが、中にはボロボロで汚れた衣類や使えなくなった古い電気製品も少なくないという。中国メディアの観察者網が韓国の報道を引用して伝えた。

韓国YTNテレビの14日付報道によると、11日から韓国内の人々がトルコ大地震の被災者のために寄付した物品が仁川国際空港近くの物流会社に次々と到着、中には自ら支援物資を持ち込む人もいた。中身は、コートなどの防寒具やおむつなどの乳幼児向けの品が多かったという。

ところが、同局の記者が取材したところ、寄せられた家電製品の中には古くなった扇風機や注ぎ口がゆがんだ電気ケトルなど、使いようがない品物も見られた。こうした物品は1カ所に無造作に積み上げられており、担当者は「正常に使用できないかもしれないためトルコには送らず、廃棄処分する」と明かした。

また、衣類にもこうした問題のある品が多く、明らかな汚れが付いた服、毛玉だらけのセーター、片方だけの靴、破れた靴下などが見られたという。トルコでの韓国のイメージ悪化を懸念して、こうした使えない品物は一つひとつ確認され、選り分けられているそうだ。

物流会社で作業をしていたトルコ人留学生も「韓国から多くの物資を送ってくれることはとてもありがたい」とする一方、「中には被災者が使えないものもあるので私たちが仕分けをしなければいけない」と語った。

物流会社によると、これまでに韓国国内から集まった寄付の品は40トン近くに上るというが、このうち1割ほどは送ることができないもの。一律に処分することができないため一時的に積み上げて保管しておくしかないが、こうした物品の処分も今後課題になるという。

韓国のネットユーザーからは「本当に恥ずかしい」「物資を送る際には自分の立場ではなく相手の立場に立って考えるべきだ」「要らない物を送る心根の悪いやつがいるんだ」「被災者にごみを送る人は、その人自身がごみだ」「受け取る人のことを考えてもなお、こんなものを送ることができるというのだろうか」といった非難の声が上がっている。

なお、韓国のトルコ大使館は「古着などの寄付は自粛してほしい」と呼び掛けているという。(翻訳・編集/北田

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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