Record China 2023年2月15日(水) 11時0分
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英紙フィナンシャル・タイムズが「中国軍の気球が近年、台湾に数十回飛来している」と報じたことについて、台湾国防部は現時点では脅威となるような気球は確認されていないとした。
英紙フィナンシャル・タイムズが「中国軍の気球が近年、台湾に数十回飛来している」と報じたことについて、台湾国防部は現時点では脅威となるような気球は確認されていないとした。仏国際放送局ラジオ・フランス・アンテルナショナル(RFI)など複数の海外メディアが報じた。
報道によると、台湾国防部・情報参謀次長室の黄文啓助理次長は14日の会見で、「台湾海峡周辺の空域に出現した気球はほとんどが気象観測用だ。体積が小さく、重量が軽いため、一定の高度まで飛行すると自ら破裂して消滅する」とし、「これらの気球の多くは台湾の外洋にあり、台湾の上空には上がっていない」と述べた。
また、台湾付近でこれまでに発見されている気球には向きを変えられる能力はなく、監視に使われる可能性は低いとの認識を示したほか、気球が国家の安全や人々の生活に脅威を与える場合は対処(撃墜を含む)すると表明する一方、「わが国はこれまで、武器をもって破壊すべき目標に遭遇したことはない」と述べた。
黄氏はフィナンシャル・タイムズの報道についてのコメントを避けたものの、「台湾周辺に気球が上がればその情報は台湾軍が把握している」と強調した。(翻訳・編集/北田)
台湾、中国軍の気球が頻繁に飛来 侵攻の懸念深まる(FT)https://t.co/6ZDSsVm9tt— 日本経済新聞 電子版(日経電子版) (@nikkei) February 13, 2023
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