anomado 2023年2月16日(木) 23時0分
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“猫を殺した”として批判を浴びてきた中国ドラマ「当家主母」について15日、デマを拡散させた罪で元現場スタッフに懲役7月の実刑判決が下されていたことが判明し、動物虐待疑惑に終止符が打たれた。
“猫を殺した”として批判を浴びてきた中国ドラマ「当家主母」について15日、デマを拡散させた罪で元現場スタッフに懲役7ヵ月の実刑判決が下されていたことが判明し、動物虐待疑惑に終止符が打たれた。
「当家主母」は2021年11月に配信をスタートした清朝が舞台の時代劇ドラマ。第32話に登場する“白猫虐待死”のシーンについて、現場スタッフを名乗る人物が中国版ツイッター・微博(ウェイボー)で「迫真の効果を追求するために、猫に不明な液体を4、5回注射し、死亡させた」との情報を流し、ネットでドラマ叩きの動きが広がった。
その後、制作側は問題の猫が元気そうにしている動画や、飼い主のインタビューを公表して疑惑を否定したものの事態は収まらず、同年12月には警察沙汰に発展した。その後の取り調べで“当事猫”が別のドラマ現場で元気に撮影していたことや、飼い主を含めた複数の証言で事件の全貌が明らかになり、虚偽情報を流した人物に実刑判決が下されたのだ。
しかしドラマへの悪影響は依然として残り、映画・ドラマ情報サイトの豆瓣(douban)では10点満点中2.8点という低スコアが付けられ、制作会社は1億元(約19億円)の損失を出したと伝えられている。
ネットでは「(ドラマプロデューサーの)ユー・ジョン(于正)氏の疑惑がやっと晴れたね」「被った損失は賠償してくれないの?」「視聴者の善良を利用する悪質なデマ流布者は法律で厳しく取り締まるべき」といった判決を支持する意見や、「別の白猫を“生きた証拠”にしているんじゃないの?」「釈然としない。納得できない」など、調査結果を信じないとの意見も聞こえている。
1年以上にわたる調査と裁判でようやく事件の幕が引かれたが、ドラマへのネガティブイメージを完全払拭(ふっしょく)するまでまだ時間がかかりそうだ。(編集/RR)
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