2014年7月10日、参考消息網によると、安倍晋三首相のオーストラリア訪問について、海外メディアは「中国には一言も触れなかったが、日豪が対中政策での連携を確認したのは一目瞭然だ」と伝えた。

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英紙デイリー・メールは、安倍首相のオーストラリアでの演説について「中国にはまったく言及しなかったが、明らかに意識したものだ」と指摘。「安倍首相が『われわれが何を言い、何をする場合も、法律は必ず順守する。武力や威嚇によって引くことはない。争いが起きた場合は、必ず平和的手法で解決する』と述べたのは、中国との領土問題を明確に指している」と伝えた。

また、日本メディアは、安倍首相がアボット豪首相との首脳会談で、両国が「特殊な関係を築く」と述べたことに注目。互いに緊密な関係をアピールしたもので「経済、安全保障の両面で関係を緊密化させることは、アジア・太平洋地域で急速に勢力を拡大する中国に対する警告だ」と報じた。さらに、オーストラリア側の安倍首相に対する「手厚いもてなし」も伝え、両国の親密ぶりを伝えている。（翻訳・編集/AA）