個人預金が記録を更新、大幅に増加したのはなぜ?―中国

人民網日本語版    2023年2月19日(日) 17時0分

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中国で1月に人民元建ての預金が6兆8700億元増加し、そのうち個人預金が6兆2000億元増加して同期の過去最高を更新した。写真は上海。

中国人民銀行(中央銀行)が発表した今年1月の金融データによると、人民元建ての預金が6兆8700億元(約130兆5300億円)増加し、そのうち個人預金が6兆2000億元増加して同期の過去最高を更新し、前年同期より7900億元増加した。

同行の「2022年第4四半期(10-12月)都市部預金者アンケート調査報告」を見ると、個人預金に対する意欲が高まり、昨年10-12月期の調査で「より多く貯金する」と答えた人が61.8%を占め、統計を取り始めてから最も高い割合になった。

個人預金が大幅に増加したのはなぜか。中信証券の明明チーフエコノミストは、「人々がこれまでにも増して個人預金に励んだのには主に3つの理由がある。1つ目は経済環境が全体として不景気で、新型コロナウイルス感染症の散発的な流行がたびたび起きていることから人々の消費が振るわず、いざという時に備えるための預金が大幅に増加したことだ。2つ目は不動産のリスクが拡散して人々の住宅購入意欲が低迷し、それに関連する資金が銀行に流れ込んだことだ。3つ目は2022年末に銀行の資産運用の解約ブームが起こり、リスク・アペタイトの低い大量の資産運用資金が預金に回帰したことだ」と述べた。(提供/人民網日本語版・編集/KS)

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