人民網日本語版 2023年2月20日(月) 13時30分
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インドが今年4月に中国を抜いて、世界一の人口大国になる見込みだ。将来のグローバル人的資源構造の中、中国はいかにしてチャンスをつかむだろうか。
国連の人口予測によると、インドが今年4月に中国を抜いて、世界一の人口大国になる見込みだ。将来のグローバル人的資源構造の中、中国はいかにしてチャンスをつかむだろうか。
これについて、中国人口学会副会長を務める中国人民大学の杜鵬(ドゥー・ポン)副学長は次のような見方を示した。
人口数が1位か2位か、それ自体に優劣があるわけではなく。私たちは人口規模が何番目かということに過度の関心を払う必要はない。それよりも経済・社会の発展に対して人口がよりプラスに働くかどうか、人々の幸福感、獲得感が持続的に向上しているかにより注目するべきであり、人口構成の変化がどのような優位性と挑戦をもたらすかにより注目するべきだ。優位性の面では、人口の教育レベルや健康レベルにしても、人口都市化のプロセスにしても、中国はインドに比べてどれもかなり上を行っている。挑戦の面では、中国の出生率が低く、人口高齢化のペースが速いのは、社会保障の面でより大きな力を注いで出生数を高め、託児と高齢者の介護の問題、教育の公平性の問題、地域間と都市部・農村部間の格差問題などを解決しなければならないことも意味する。そのため人口数の順位にこだわる必要はなく、私たちは過去40年間、特にここ10年間の発展の成果を見渡して、自分たちの優位性と発展のポテンシャルエネルギーを利用し、人口をめぐる中国の状況に立脚して、中国独自の現代化の道をしっかり歩んでいかなければならない。(提供/人民網日本語版・編集/KS)
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