CRI online 2023年2月20日(月) 11時30分
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中国石化はこのほど、中国最大のグリーン電力による水素製造プロジェクトである「内蒙古オルドス市烏審(ウーシン)旗風力・太陽光融合グリーン水素化学工業モデルプロジェクト」を正式に始動させたと発表しました。
中国の国営石油会社のシノペック(中国石化)はこのほど、中国最大のグリーン電力による水素製造プロジェクトである「内蒙古オルドス市烏審(ウーシン)旗風力・太陽光融合グリーン水素化学工業モデルプロジェクト」を正式に始動させたと発表しました。
同プロジェクトは、オルドス市の豊富な太陽光と風力を資源として利用して発電し、直接水素を製造するもので、このような再生可能エネルギーによる炭素排出のない水素はグリーン水素と呼ばれています。プロジェクトの稼働後は、毎年3万トンのグリーン水素を製造することができるということです。
シノペック新星内蒙古グリーン水素新エネルギー有限公司の徐振東業務執行取締役は、プロジェクトで生産されたグリーン水素とグリーン酸素がこれまでの石炭からの水素製造に取って代わり、石炭化学工業製品のクリーンな低炭素化を推進するとしています。プロジェクトの実施後は、二酸化炭素排出量を年間約143万トン削減することができ、これは82万5千本分の植樹に相当するということです。
中国は現在、世界最大の水素生産国となっていますが、その大部分は化石エネルギーに由来するものです。中国では2025年までに再生可能エネルギーによる水素の年間製造量を10万〜20万トンに引き上げ、二酸化炭素排出の年間削減量を100万〜200万トンに増やす計画が立てられています。(提供/CRI)
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武 小燕
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