「戦狼論調」定番の中国紙が大はしゃぎ?日本で起きた「タイタニック」SNS“誤変換投稿“まで紹介

Record China    2023年2月20日(月) 8時0分

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今年は米国映画「タイタニック」が中国で公開されて25周年だ。そんな中で、硬い「戦狼報道」で知られる中国の環球時報が、日本で発生した誤変換をめぐる騒動を面白おかしく紹介した。

全世界で大ヒットした米国映画「タイタニック」が中国で公開されたのは1998年だった。今年(2023年)は25周年に当たる。当時の湧き立つような「お祭り気分」がよみがえったのか、外交面で強硬論を展開することが多い中国紙の環球時報が、日本で発生した「誤変換」にまつわる騒動という、かなり「おちゃらけた」話題を紹介した。

映画「タイタニック」は1997年11月1日に、東京国際映画祭の会場で世界初上映された。そして同年内には香港、マレーシア、シンガポール、米国、台湾で一般公開が始まった。中国大陸部で上映が始まったのは1998年4月3日だった。そのため中国にとっては今年が同作品の公開25周年ということになる。

そんな中で、中国メディアの環球時報が、日本で発生した「誤変換」にまつわる騒動という、かなり「おちゃらけた」話題を紹介した。環球時報の発行元は、中国共産党機関紙の人民日報を発行する人民日報社だ。環球時報の「環球」とは「グローバル」の訳語であり、同紙が国際ニュースに重点を置くことを示している。同紙は当然ながら「硬い記事」を多く発表しており、特に外交問題について強硬論、言ってみれば「戦狼論調」を展開することで有名だ。

環球時報が「タイタニック」がらみで取り上げたのは、愛知県岡崎市にあるイオンシネマ岡崎が「やらかして」しまったツイッター投稿だった。「タイタニック」の上映を予告する投稿で、「炊いた肉」と誤変換してしまったのだ。「たいたにっく」ではなく「たいたにく」と入力して、変換結果を確認しなかったためと思われる。

イオンシネマ岡崎はその後、「映画『タイタニック』の事を「炊いた肉」と誤変換してしまいました。お詫びして訂正いたします」と投稿したが、さらに続けて「当館では炊いたお肉はご用意しておりません。タイタニックを上映しております」と、遊び心を見せた。

環球時報も、その遊び心を喜んだのか、日本では「タイタニック」のポスターを使って、作品名の部分の「炊いた肉」の文字を差し替えた差し替えたパロディーが発表されたり、飲食施設がツイッターで発表した炭火で肉を焼く動画に「同時上映『焼いた肉』」の文字を添えるなどしたこと、さらには「全米が炊いた」というツイッター投稿があったことを合わせて紹介した。環球時報は同記事で、日本語の「炊いた肉」は火が入った肉を意味する、「全米」とはアメリカ全土を指すなどと、読者にこと細かに紹介した。(翻訳・編集/如月隼人

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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