国連経済社会局経済分析政策部世界経済監視センター主任のハミド・ラシッド氏はこのほど、「中国経済は強大な強靭性を示し、国際社会の自信を高めた」と評価しました。

国連は1月25日、「世界経済状況・予測 2023」報告書を発表しました。ラシッド氏は中国経済の見通しについて、「2023年、中国は世界の成長をけん引する重要な役割を果たすだろう」とコメントしました。

ラシッド氏は、「今年1月から中国の製造業は徐々に回復し、主要な港湾の操業も通常に戻り、グローバルサプライチェーンの緊張緩和に繋がった。また、中国では経済の回復と新型コロナ対策の最適化と調整に伴い、海外旅行を順次再開している。これは、観光業が発達しているアジア太平洋や欧州などの経済回復を後押しするだろう」と予測しました。

さらに、ラシッド氏は中国のデジタル経済とグリーン経済の発展を称賛し、「デジタル化と低炭素化への移行は、国連の『持続可能な開発のための2030アジェンダ』の達成に極めて重要だ。中国がデジタル経済とグリーン経済への投資を拡大し、質の高い発展と包括的な成長を促進することは、中国自身の発展の強靭性を高めるだけでなく、世界の持続可能な発展をも促すことになる」と評価しました。（提供/CRI）