Record China 2023年2月20日(月) 20時0分
拡大
都市快報は18日、中国EC最大手アリババグループの共同創業者で公の場から姿を消しているジャック・マー氏について、「西湖のほとりで結ばれた縁がなんと43年も続いていた」とする記事を掲載した。
中国紙・都市快報(電子版)は18日、中国電子商取引(EC)最大手、阿里巴巴集団(アリババグループ)の共同創業者で公の場から姿を消している馬雲(ジャック・マー)氏について、「西湖のほとりで結ばれた縁がなんと43年も続いていた」とする記事を掲載した。
記事によると、公の場から姿を消しているマー氏がオーストラリアで目撃されたとの情報が伝えられたのに続き、SNS上に同日、マー氏とオーストラリア人のモーリ一家が写ったスナップが投稿された。
マー氏とモーリ一家の関係は43年前にさかのぼることができる。1980年夏、当時15歳の中学生だったマー氏は、英語力を高めるため、時間があれば杭州市のシンボルである西湖へ行き、外国人観光客の案内役を買って出るということをしていた。
そこで知り合ったのが、オーストラリア友好協会のツアー団と一緒に杭州を観光していたケン・モーリー氏と息子のデビッド・モーリー氏で、それ以来、ペンフレンドとしての関係が続き、85年にモーリー一家は大学生だったマー氏をオーストラリアの自宅に招き、29日間滞在させた。
マー氏の帰国後も手紙でのやり取りが続き、モーリー一家は貧しかったマー氏に大学を続けさせるため2年余りの間に計200豪ドルを支援した。さらにマー氏が大学在学中に交際を始めた女性と卒業直後に結婚すると、モーリー一家は最初の住宅購入を支援するため2万2000豪ドルを送った。
ケン・モーリー氏は、アリババの通販サイト「淘宝(タオバオ)」が誕生した2004年に死去。マー氏は弔電で、ケン・モーリー氏を「オーストラリアの父であり指導教官だった」と呼んだ。
マー氏は17年にオーストラリアを訪問した際、ニューカッスル大学に2000万米ドルを寄付して「恩返し」をした。(翻訳・編集/柳川)
Record China
2023/2/2
Record China
2023/1/21
Record China
2023/1/9
Record China
2022/12/8
高野悠介
2022/6/24
高野悠介
2022/2/9
ピックアップ
この記事のコメントを見る