香港メディアの香港01は20日、「香港ディズニーランドは東京ディズニーランドに完勝！？」と題し、香港ディズニーランドを訪れた台湾人女性が3つの点を挙げ「アジアナンバーワン」と絶賛したことを伝えた。

香港01の記事は、「香港ディズニーランドは世界で最も面積が小さいディズニーランドなので、面積の大きい東京ディズニーランドや上海ディズニーランドと比べて見劣りすると考える人が多いが、台湾から訪れた観光客は香港ディズニーランドは『アジアを代表する』と絶賛した」として、YouTuberの狄達（ディーダ）さんの動画を紹介した。

狄達さんは台湾で長年生活している香港人女性で、このほど友人の台湾人女性と共に香港ディズニーランドで遊んだ様子を撮影し、「香港迪士尼真的比東京令人失望很多？台灣朋友第一次去的真實感受是…（香港ディズニーランドは本当に東京よりも失望するのか？台湾の友人が初めて行った感想は…）」とのタイトルでYouTubeにアップした。

2人は「ビッグ・グリズリー・マウンテン・ラナウェイ・マイン・カー」や「ハイパースペース・マウンテン」といったジェットコースター系のアトラクションに乗り「とても爽快」「もう一回乗りたい」などと大はしゃぎ。また、ショーの「フェスティバル・オブ・ザ・ライオン・キング」やシューティング系の「アントマン＆ワスプ：ナノ・バトル！」など、多くのアトラクションを楽しんだ。

そして、ナイトショー「モーメンタス」で打ち上げられた花火を見て台湾人女性は「感動した…」と涙を流した。

2人は「数カ月前に東京ディズニーランドに遊びに行ったので、ちょっと比較してしまう感じがある」とし、台湾人女性は3つのポイントを挙げた。まず、光と水と花火を用いた「モーメンタス」について「普通のショーではなく細部までデザインされていた」点を挙げ、自身もショーに携わった経験があることからその素晴らしさが分かると高く評価した。

2つ目はお得に遊べることで、「（香港ディズニーランドは）死ぬまでに必ず訪れるべき。東京ディズニーランドには幻想があって、みんな東京ディズニーランドに絶対に行きたいって言う。でも今の感じで言うと、個人的な評価では、日本のディズニーランドはアトラクションの列に長いこと並ばないといけなくて遊ぶのに何日もかかるから、香港ディズニーランドが1位。1日で全部遊べる以外に、飛行機代なども含めて日本より安く済むところもいい」と語った。

3つ目は「温度（親しみ）」で、東京ディズニーランドはきれいだったが「温度（親しみ）は感じなかった」とコメント。「香港ディズニーランドは中国語だから（ショーなどの）セリフに雰囲気が感じられる」とし、「香港ディズニーランドは他のランドに比べて広くないけれど、素晴らしさが凝縮されている」とした。

女性はほかにも「香港ディズニーランドはアジアのディズニーランドを代表するだけでなく、アジアのディズニーランドのレベルを引き上げている」と絶賛。あまりの褒めっぷりに狄達さんは「皆さん、これ（香港ディズニーランドを宣伝する）案件じゃありませんからね」「どちらが良くてどちらが悪いとかいう話ではなくて、私たちが感じた違いをお伝えしたかったんです」などとフォローした。

この動画に香港のネットユーザーからは「誠意にあふれている」「花火のショーだけでもチケットの元が取れると思う」「アメリカのディズニーランドは広すぎ。香港は狭いけどアトラクションの距離が近いから疲れない」といったコメントが寄せられたと、同記事は伝えている。（翻訳・編集/北田）