文化財の古い洞穴墓地を暴く様子を「生中継」、男らが起訴される―中国

Record China    2023年2月23日(木) 23時30分

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22日、澎湃新聞は、貴州省にある古い洞穴墓地を暴く様子をネットで中継した男ら3人について、検察当局が起訴したと報じた。

2023年2月22日、澎湃新聞は、貴州省にある古い洞穴墓地を暴く様子をネットで中継した男ら3人について、検察当局が起訴したと報じた。

記事は、貴州省竜里県人民検察院が先日、遼寧省葫蘆島市の「00後」(2000年代生まれ)の男とその仲間計3人について、同県の省指定文化財「果里岩洞葬」内に無断で入り、故意に棺を開けて遺骨を取り出す様子を撮影して利益をむさぼった疑いで起訴したことを発表したと伝えた。

男らは昨年3月28日夜、「果里岩洞葬」内に無断で侵入し、スマートフォンを使ってその様子を中継した上、洞穴内に置かれていた木製の棺を勝手に開け、中にあった遺骨を取り出して撮影した疑いが持たれている。その翌日には現地公安当局から取り調べを受け、同4月12日に刑事拘留され、同13日に保釈されていた。警察の調べに対して男らは容疑を認めているという。

「果里岩洞葬」は明の時代に造られたとされ、2015年には同省から保護文化財に指定された。村の先祖のほか、近年では60歳以上で亡くなった人がこの場所に葬られているとのことだ。

記事は、起訴の根拠について同検察院が「社会風紀と公共秩序を無視して棺を開き、遺骨をさらしたことは、刑法第302条(遺体、遺骨、骨灰の窃盗、侮辱、故意による損壊罪)に抵触する。被疑者が事実を認め、証拠も十分にあることからその刑事責任を追及すべきである」としたことを併せて紹介した。(翻訳・編集/川尻



※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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