BYDが日本で販売のEVバスに発がん性物質「六価クロム」―香港メディア

Record China    2023年2月24日(金) 13時0分

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23日、香港01は、発がん性物質の六価クロムの使用が発覚した中国の自動車メーカーBYD製電動(EV)バスについて、日野自動車が発売凍結を発表したと報じた。

2023年2月23日、香港メディアの香港01は、発がん性物質の六価クロムの使用が発覚した中国の自動車メーカーBYD製電動(EV)バスについて、日野自動車が発売凍結を発表したと報じた。

記事は、日本メディアの22日付報道として、BYDが日野自動車に供給する小型EVバス「ポンチョ Z EV」に六価クロムが使用されており、両社間で六価クロムの使用中止に関する話し合いが持たれたものの解決策が見いだせなかったため、日野自動車が16日、予定していた3月の発売を凍結したと発表したことを伝えた。

また、BYDの日本法人であるBYDジャパンが23日、日本に発売するEVバスにネジなどの防腐剤として六価クロムを含む溶剤を使用していることを明らかにするとともに、乗客や乗員、整備位担当者の健康に影響は及ぼさない上、指定のリサイクル業者を通じて無害化処理を実施し、環境への影響も引き起こさないと説明する一方、23年末に日本に納車する新型EVバスには六価クロムを使用しないことも発表したと伝えている。

記事は、今回の問題を受けてBYD製のEVバス「K8」を今月27日より導入予定だった埼玉県の西武バスが22日、安全確認が取れるまで同車の運行を見合わせ検討を発表、BYD製バスを4台導入している京都市の京阪バスも「今後の対応を検討中」としている(その後EVバスの運行を停止した)ほか、「ポンチョ Z EV」を導入予定だった愛媛県の伊予鉄バスも別のEVバス購入を検討する方針を示しており、影響が日本のバス運行会社にも波及していると伝えた。

なお、中国メディアの界面新聞は22日、BYDの日本法人であるBYDジャパンが22日時点で「ポンチョ Z EV」のベース車である「J6」を含む日本向けEVバス4車種への六価クロム使用について「回答を差し控える」とコメントしていたことを日本メディアの報道として伝えていた。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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