海外団体旅行の解禁で、中国の観光業界に春が来た―中国メディア

Record China    2023年3月1日(水) 6時0分

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25日、中国証券報は、「ゼロコロナ」政策の終了に続き海外への団体旅行が解禁されたことで、中国では海外旅行業界に「春がやってきた」と報じた。写真は上海浦東国際空港。

2023年2月25日、中国証券報は、「ゼロコロナ」政策の終了に続き海外への団体旅行が解禁されたことで、中国では海外旅行業界に「春がやってきた」と報じた。

記事は、中国で1月8日に入国時の隔離措置を撤廃して以降出入国関連手続きの取扱量が急速に増え、2月6日に海外への団体旅行が解禁されたことにより「海外旅行熱」が一気に高まったと紹介。イタリアのビザ発行申請が予約不要でできるようになった同月23日には、早朝から北京市内にあるイタリアビザセンター入口に2時間待ちの長蛇の列ができたと伝えた。

また、福建省泉州市でも1月8日から2月21日の間に出入国管理当局が受理した出入国関連手続きが5万9000件と昨年同時期の14倍にも増えたほか、上海市では1月9日から2月8日までの1カ月間に出入国管理当局が受理した出入国関連手続きが延べ38万回と1カ月の受理件数としては過去最高を記録し、特に2月8日は1日で延べ2万7000件を超えてこちらも1日の受理件数の最高記録を更新したとしている。

そして、海外旅行熱の高まりに伴って大手の旅行会社やオンライン旅行予約サイトもあれやこれやの販促活動を用意して待ち構えていると紹介。さらに、国際線の航空券予約も2月21日までの1週間の予約数が前の週を30%上回ったとし、バンコク、香港、マカオシンガポール、台北、ロンドンなどが人気目的地になっていると伝えた。

その上で、中国旅遊研究院の戴斌(ダイ・ビン)院長が「新型コロナ政策の最適化に伴い、今年は市民が旅行消費に対して積極的になり、中国の旅行市場は全面的な回復局面を迎えるだろう」との見通しを示したことを紹介するとともに、今年の中国出入国観光客数が延べ9000万人と昨年の倍にまで増えるとの予測が出ているとした。(翻訳・編集/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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