1日午前に開催された国務院報道弁公室による発表会では、中国の財政面における第20回党大会の重要政策決定と手配の貫徹に関する状況が紹介されました。

財政部の劉昆部長によると、2022年末の中央経済活動会議では、財政政策の方向性や手配について明確な要求が出されました。要求には、「安定」を最優先して、「安定の中で前進を求める」ことを堅持し、積極的な財政政策と穏健な通貨政策を引き続き実施せねばならないと明記されました。要求はまた、積極的な財政政策にさらに力を入れ、効果を高めねばならないとしました。

「力を入れる」とは、財政政策の拡張力を適度に強化することです。2022年の全国一般公共予算支出26兆600億元（約514.52兆円）を基礎に、今年は財政収入や財政赤字、利子補助などについての政策手段を統合して計画し、財政支出規模を適度に拡大します。また、地方政府の特別債の規模を合理的に設定し、投資分野と資本の使用範囲を適度に拡大し、投資のけん引力を持続的に形成させます。さらに、中央から地方への移転給付を持続的に増加させ、困難のある地区と未発達地区につぎ込む力を増強します。

「効果を高める」とは、政策の効力を高めることです。税と費用の優遇政策を充実させて精確性と方向性を高め、企業の救済に力を入れる一方で、財政支出構造を最適化し、社会全体の投資拡大を有効にけん引し、消費を促進します。同時に、通貨、産業、科学技術、社会関連の政策との協調性と連携を強化し、政策の相乗効果を形成して、経済の推移の全体的な好転を推し進めていきます。（提供/CRI）