ウズベキスタンで行われているサッカーのU-20（20歳以下）アジアカップ2023のグループリーグ第2戦で、U-20中国代表が前回大会（2018年）優勝のU-20サウジアラビア代表に2-0で勝利し、中国国内が沸いている。

6日に行われた試合で、中国はポゼッション（ボール保持率）わずか24％と圧倒的に相手にボールを支配されながらも61分に途中出場の木塔力甫・依明卡日（ムタリフ・イミンカリ）のゴールで先制すると、6分後には徐彬（シュー・ビン）が追加点を挙げ、格上サウジアラビアを撃破した。

大会を前に中国のスポーツメディア・新浪体育は日本よりも総合力が劣るサウジアラビア戦に力を入れるべきと主張していたが、まさにその通りの結果となった。劇的な勝利に中国のサッカーファンは沸いており、「おめでとう！若者たち」「感激した！僕らに希望を与えてくれた」「これが中国代表だなんて信じられないよ」といった声が上がった。

また、今大会のU-20中国代表にはサッカーが盛んな新疆ウイグル自治区の選手が多く選出されており、戦術もこれまでとやや変化していることから「中国サッカーの未来は新疆にあり！」「以前、カシュガルに行ったら街の子どもたちはみんなサッカーをしていて、とても雰囲気が良かったよ」「中国サッカーの希望は新疆人だ」といった声も出ている。

中国は第1戦の日本戦でも同様に押し込まれながらも善戦。1-2で逆転負けを喫したもののタレントぞろいの日本を追い詰めており、今大会の台風の目になる可能性もありそうだ。

中国のスポーツメディア・捜達足球は「U-20中国代表は最終戦引き分けでも8強進出の可能性、日本を抑えて首位通過も」と題する記事で、「グループリーグ最終戦でキルギスを破れば中国の突破はほぼ間違いない。仮に1位で通過すればグループCの（2位が濃厚な）ヨルダンと対戦する可能性が高くなり、（1位が濃厚な）韓国との対戦を避けることができる」と伝えた。

グループDは2試合を終え、日本が2連勝の勝ち点6で首位、中国が1勝1敗の勝ち点3（得失点＋1）で2位、サウジアラビアが勝ち点3（得失点－1）で3位、2敗のキルギスが4位となっている。最終戦で中国がキルギスに勝利し、サウジアラビアが日本に勝利した場合、得失点差によっては中国にも首位通過の可能性がある。中国は引き分けても、サウジアラビアが日本と引き分け以下だった場合は8強進出となり、敗れても2点差以内ならサウジアラビアが日本に敗れた場合は同じく8強進出となる。（翻訳・編集/北田）

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グループD・第2節 #CHNvKSA

試合ハイライト
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2023年3月6日
Bunyodkor Stadium????????pic.twitter.com/9rJzvbcvBn

— AFC U20アジアカップ 公式 (@afcasiancup_jp) March 6, 2023