人民網日本語版 2023年3月9日(木) 13時30分
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中国最高クラスの病院でCT検査情報を入力した画面を写した写真が話題となっている。患者の氏名欄には「熊猫(パンダ)」と入力されていた。
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三甲病院(中国最高クラスの病院)である上海仁済医院のCT検査情報を入力した画面を写した写真が最近、ネット上で大きな話題となっている。患者の氏名欄には「熊猫」と入力されていた。中国には「熊」という名字はあるものの、「熊猫」は中国語でジャイアントパンダを意味する単語。これは単なる偶然ではなく、患者は本当に中国の国宝ジャイアントパンダだったというから驚きだ。
上海仁済病院が診察したこの「特殊な患者」は、上海野生動物園のアイドルであるパンダの「七七(チーチー)」。腸閉塞で緊急搬送されてきたという。
医師によると、カルテの患者の氏名欄には「熊猫」と入力されていたので、てっきりそんな名前の人もいるのかと思ったものの、CT検査を受けに来たのが本物のパンダだったので驚いたという。動物の治療を三甲病院で行うということ自体非常に珍しく、「国宝」のパンダとなると、さらにレアなケースと言える。
上海野生動物園によると、2日までに、「七七」の腸閉塞の手術はすでに終わり、その病状も臨床判断やCT検査の結果とマッチしているという。
中国ジャイアントパンダ保護研究センターの獣医や飼育専門家、上海仁済病院の胃腸外科の専門家、上海野生動物園の獣医チームからなる専門家グループが1日午後、約2時間の手術を行い、「七七」の腸に詰まっていた竹の繊維を取り除いた。
手術を終えた「七七」は現在も医学観察下にあり、専門家グループが今後の治療やケアの計画を立てている。
2018年7月17日に生まれた「七七」は、中国ジャイアントパンダ保護研究センターで初めて人工繁殖に成功したパンダ「公主(ゴンジュウ)」が20歳という高齢で出産した14番目のパンダだ。生まれたばかりの時、体重はわずか165グラムだったものの、今では90キロ以上にまで成長している。
「七七」は小さい頃から活発で元気いっぱいの人気者。動物園は毎年、「七七」の誕生日を祝うパーティーを開催し、たくさんのファンがやってくる。今回病院に緊急搬送されたというニュースを聞いた多くのファンがその体調を心配しており、1日も早い回復を祈っている。(提供/人民網日本語版・編集/KN)
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