2023年3月8日、韓国・ファイナンシャルニュースによると、ソウル・江南（カンナム）にある整形外科医院の診療室で撮影されたIPカメラの映像が流出した事件をめぐり、警察が捜査を開始した。流出した映像には更衣室の映像も含まれていたという。

記事によると、ソウル警察庁は7日に現場捜査を行い、医院内に設置された防犯カメラの映像やIPカメラの運営システム・ログ記録を確認した。当初、流出したのは診療室で撮影された映像とされていたが、更衣室と心電図検査室に設置されたIPカメラの映像も含まれ、有名芸能人を含む患者が診療相談する姿や施術を受けるため服を脱ぐ姿が映っていたという。

映像は一部のオンラインコミュニティを通じて流出し、被害者は約10人に上るとみられている。警察は外部からのハッキングにより映像が流出した可能性も視野に捜査を進めているという。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは「なぜ更衣室にカメラを設置する必要があるのか」「院長はどういう意図で更衣室と心電図検査室にカメラをつけた？」「医療ミスが発生するかもしれない手術室へのカメラ設置には反対する医者たちがなぜ更衣室には設置したのか」「手術室へのカメラ設置にはさんざん反対しておいて…」「更衣室への防犯カメラ設置は違法だ。盗撮行為！」「院長を逮捕するべき」「医師免許を剥奪せよ」など批判の声が続出している。（翻訳・編集/堂本）