2月の製造業PMI、アジアで上昇加速も日韓は低迷続く―中国メディア

CRI online    2023年3月9日(木) 17時40分

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中国物流購買連合会は6日、アジアにおける2月の製造業購買担当者指数は前月比1.4ポイント上昇の51.9だったと発表しました。

中国物流購買連合会は6日、アジアにおける2月の製造業購買担当者指数(PMI)は前月比1.4ポイント上昇の51.9だったと発表しました。2カ月連続の上昇で、かつ2カ月連続で50を上回ったことで、アジアの製造業の成長率が月を追うごとに加速していることが示されました。

アジア主要国では、中国の製造業の急回復により製造業の成長加速がけん引され、製造業PMIが52以上に達しました。インドでは製造業PMIが55以上の状態が続いています。タイとベトナムでも製造業PMIが先月より上昇して、いずれも50以上でした。ただし日本と韓国の製造業PMIはいずれも50以下でした。日本の製造業PMIは前月よりも下落し、韓国の製造業PMIは前月から横ばいでした。

中国と東南アジアの一部の国で経済の比較的速い回復が実現したことで、アジアの製造業は2023年初頭に緩やかな回復軌道に乗ったと分析されています。国際通貨基金(IMF)もアジア経済について、逆風は弱まりつつあり、より力強い回復が期待できるとする楽観的な見通しを示しました。アジア太平洋地域の経済成長率2022年には3.8%でしたが、IMFは、2023年には4.7%にまで上昇し、同地域内の新興・発展途上経済体の経済成長率は5.3%に達すると予想しています。

アジア経済の発展に影響を与える外的なマイナス要因の一部は弱まりましたが、アジア経済の回復には不確定な要因が残っています。世界的な利上げを背景としたインフレ圧力も、アジア主要国の景気回復の障害になっています。日本と韓国の製造業PMIが49以下の比較的低い水準で推移していることは、日韓両国の景気回復力が弱いことを示しており、アジア経済の回復に対する抑制効果もあるとされています。(提供/CRI

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