中国のスシロー店舗で客が商品にクレームをつける様子を撮影した動画が物議を醸している。中国メディアの沸点視頻が伝えた。

動画は9日に四川省のスシロー店舗で撮影されたもの。提供されたカニの足に黒い小さなぶつぶつが付着しているのを発見した女性客が店員を呼び出し、「この虫の卵は食べられるものなの？」と問いただすと、店員は「こちらは食べても問題ないものです。死んでおりますので」と説明。女性客は「死んでたら客に出すの？」「心から謝罪すれば納得もできるけど、死んでるから食べても大丈夫とか、いいかげんなこと言って。あなたが食べてみなさいよ」と食ってかかった。

店員は恐縮しながらも冷静に「いいかげんなことを言っていると感じさせてしまい申し訳ございません。私の行為についてお客様に謝罪いたします」とし、「こちらの商品につきましてはキャンセルさせていただきますがよろしいでしょうか。申し訳ございませんでした」と再び謝罪した。

この騒動について、中国のネットユーザーからは「死んでるから食べれるって…」「その店員に食べさせよ」と店側を批判する声が上がったものの少数で、「まったくもって正常」「単なるカニビルじゃないか。これがいるってことは水質がいい証拠だよ」「カニビルが付いているカニはおいしいって言うよね」「殻に付くだけで身の部分は問題ない」といった声が多く、「店員も大変だな」「これは店がかわいそう」と同情する声も上がっている。

また、「大丈夫と言われても感じ方は人それぞれだからね」「客にこういう知識がないのは仕方ない。店側も客に説明して納得してもらえなければ下げるのは当然。店は（カニビルについて）説明を書いておいた方がいいかも」といった声や、「メディアで詳しく取り上げて、問題ないってことをもっと世に広めてほしい」との声も寄せられている。（翻訳・編集/北田）

pic.twitter.com/NEHWzudsoQ

— 中国動画 (@RC00547555) March 10, 2023