衛星写真で見る中国のここ10年のビフォーアフター―中国メディア

人民網日本語版    2023年3月13日(月) 17時50分

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5組の衛星写真を通して、同じ場所の今と10年前を比較し、その変化を見ていこう。

中国はここ10年、質の高い発展や生態保護、交通整備、対外開放、貧困脱却の難関攻略といった分野で目覚ましい発展を遂げてきた。ここでは5組の衛星写真を通して、同じ場所の今と10年前を比較し、その変化を見ていこう。


1組目の衛星写真は、貴州省金竜村の2013年11月と2022年8月の様子を比較している。さまざまな取り組みを通じて、金竜村では石漠化(土壌流出により岩石が露出する現象)率が47%から10%以下にまで改善した。

貴州省はかつて中国で石漠化した土地の面積が最大で、その程度が最も深刻な省で、生態系がとても脆弱だった。石漠化防止・回復対策を講じて、同省の石漠化した土地の面積は3万200平方キロから、今では1万7000平方キロ(40%減以上)にまで減少した。


2組目の衛星写真は、四川省涼山イ族自治州昭覚県にある断崖村の2017年1月と2023年1月を比較している。2020年5月、村と山の下の標高差が最大約1672メートルもあるため「断崖村」と呼ばれてきたアトゥラール村に住む貧困世帯84世帯は貧困者支援のために県の行政中心地に建設された住居に移転した。断崖の上にある村から街に引っ越した住民は、家の近くで病院に行ったり、学校に通ったり、文化活動に参加したり、生活必需品を手に入れたりすることができるようになった。村民は、「以前は岩肌に設置したつるのはしごを使って山の下に降りていた。でも今は、広々とした場所に引っ越し、働き先もあり、幸せな生活を送ることができている」と喜んでいる。


3組目の衛星写真は、上海市の2013年と2022年の夜景を比較している。10年前に誕生した上海自由貿易試験区は10周年を迎えた。2022年10月の時点で、上海が誘致した外資のうち、浦東区が占める割合が40%を超えた。また、上海市の多国籍企業の地域統括会社(RHQ)の約50%、貿易量の約60%を同区が占めている。

ここ10年、上海市の総合実力は飛躍的に向上し、国際経済や金融、貿易、船舶輸送センターがほぼ完成しており、上海市はより「輝き」を増している。


4組目の衛星写真は、内モンゴル自治区通遼市ジャルド旗の2013年5月と2023年2月の様子を比較している。現時点で、内モンゴル自治区の10盟・市以上に高速道路が通っている。右の衛星写真は、通遼市から扎魯特旗魯北鎮まで続く上下線各2車線の4車線の高速道路だ。

2021年末の時点で、内蒙古自治区全域の道路の総延長距離は21万3000キロに達した。


5組目の衛星写真は、2013年9月の遼寧省鞍鋼集団鉱業有限公司の東山包と、2022年9月の同社の鉱山生態パークを比較している。

グリーンへのモデル転換や低炭素発展の動向に合わせて鞍鋼集団鉱業は、産業構造を積極的に調整し、鉱山の再緑化に力を入れ、現時点で、生態系が回復した土地の面積は累計で約3174万平方メートルに達している。また、高木や低木を約1410万本植樹してきた。これらの取り組みが功を奏して、以前は粉塵が舞っていた鉱山が今では、緑あふれる美しい生態パークへと華麗なる「変身」を遂げている。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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