2023年3月10日、韓国・ソウル新聞は「飲み会をドタキャンした新入社員の態度への不満をこぼした会社員の文章が、ネット上で『飲み会論争』を巻き起こした」と伝えた。

記事によると、会社員が集まるネット上の匿名コミュニティーに10日、「最近の新入社員は、飲み会は自由参加だと思っているらしい」とのタイトルの書き込みがあった。公営企業の社員だと名乗る投稿者は「相談の上で飲み会の日程を決めたのに、当日になって『行かない』と伝えてきた。理由も言わない。これはありなのか」と書いている。

この書き込みを見たネットユーザーからは「2週間前に決まった飲み会なのに、当日のドタキャンを好ましく思う人はいない。飲み会が嫌なら2週間前に参加しないと言うべきだった」「参加しないのはかまわないけど、事前に断りは入れるべきでしょ」「参加したくないなら前もってそう言うのが普通だ。会社は遊び場じゃないのだから、自分の好きなことだけしていられるわけじゃない」といった賛同のコメントが寄せられている。

一方で「仕事ができて無口で雑用にも文句を言わない、うちの新人。でも2週間前に決まった飲み会を、参加したくないという理由でドタキャンした。それ以来、飲み会はやってない。よほど飲み会が嫌だったんだと思うよ。飲み会よりも、社員が気分良く会社に通えることのほうが大事だ」「飲み会って強制だったの？。それじゃ誰も行きたがらないよ。参加したい人だけが参加する文化に変えるべきだ」「飲み会なんてやらなくていい。気の合う人同士で飲むならともかく、仲良くしたくない人だらけなのに…」「参加したい人だけすればいいでしょ。こういうのって本当に嫌だなと思う」「年齢50歳、会社員歴24年目。会社の人間関係ほど無用なものはない。飲み会なんていらないよ」と、新入社員側の立場に寄り添ったコメントも多い。

これより以前に、「チームの飲み会で新入社員たちが肉を焼かずに食べてばかりいる」との書き込みがあった時にも、コメント欄は「新入社員たちはマナーがなってない」「飲み会そのものが古臭い文化だ」などと賛否が割れた。

昨年、OBビールが20～50代の会社員1000人を対象に実施した飲み会に関するアンケート調査の結果によると、会社員の10人に8人が「垂直的で高圧的な飲み会文化がなければ、飲み会に参加する意向がある」と答えた。また「水平的で自由な雰囲気の飲み会に必要なもの」を訪ねる質問で、最も多かった回答は「参加を強要しないこと」（61．4％）だったという。（翻訳・編集/麻江）