中国の自動車輸出が「2段ジャンプ」、23年はBEVの寄与率が50%突破か―中国メディア

人民網日本語版    2023年3月15日(水) 11時30分

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中国の自動車輸出は2022年に300万台を突破し、日本に次ぐ第2の自動車輸出大国となった。

「2020年から2022年、中国の自動車輸出は『2段ジャンプ』式の急増を実現し、2021年と2022年にそれぞれ100万台の増加を実現した」。中国機電製品輸出入商工会議所自動車分会の孫暁紅(スン・シャオホン)秘書長はこのほど、中国自動車輸出入サミットフォーラムでこう語った。

中国の自動車輸出は2022年に300万台を突破し、日本に次ぐ第2の自動車輸出大国となった。税関総署が7日に公表したデータによると、今年1~2月の中国の自動車輸出台数は前年同期比43.2%増の68万2000台となった。自動車輸出額は同78.9%増の968億3000万元に達した。

長年にわたり、中国の自動車輸出台数は常に100万台前後で増減してきたが、2021年になってから爆発的に増加し始めた。このうち、主要な成長力となっているのが新エネルギー車だ。2022年の中国の新エネルギー車輸出台数は前年の2.2倍となる67万9000台で、輸出全体の22%を占めた。また、ピックアップトラックの需要が海外市場で増加していることも、一定の貢献を果たした。

中国はすでに世界2位の自動車輸出大国となったが、輸出額の面ではドイツ、日本、米国に次ぐ4位であることに注目する必要がある。孫秘書長は、「自動車輸出は急速に増加しているが、輸出状況は十分に安定しておらず、基盤がまだしっかりとしていない」との見方を示す。

孫秘書長はさらに、「中国の自動車輸出は激増し、コスト面の優位性が顕著で、新エネルギー産業チェーンのコスト面の優位性は揺るがしがたい。また、新エネルギー車の対外投資が活発化し、対ロ協力の位置づけが見直された。2023年の完成車輸出は安定を維持しながら前進という全体的基調を維持し、年間で20%増加するとみられ、このうち純電気自動車(BEV)の寄与率が50%を突破する見込みだ。ただ、『ブラック・スワン』に注意する必要がある」と述べた。(提供/人民網日本語版・編集/NA)

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